存在の耐えられない軽さのレビュー・感想・評価
全13件を表示
ミランクンデラの原作も読みましたが、チェコスロバキアが当時に共産主...
ミランクンデラの原作も読みましたが、チェコスロバキアが当時に共産主義圏で、医師の当映画の主役が新聞に体制批判の投稿記事を書き、それが原因で掃除夫になり、掃除夫になったがその掃除を依頼した主婦と抱き合ってますが、最期がジュリエットビノシュとペットの犬と地方に引き籠もりますが、体制側の共産党に居場所がばれて亡くなったようで、チェコスロバキアがプラハの春事件があった地域で、ソ連の軍が戦車で乗り込んで来る映像を観たことがありますが、NHKの名著de100分に当時に米国人の歌い手のルーリードが流行り、共産主義圏で一般に言われる自由をだけでなく同性愛の自由をも求めていたそうで、女子テニス選手のマルティナナブラチロワがそのチェコスロバキア出身者で同性愛者で米国人になってますが、また冗談も読みましたが、スターリンの息子も第2次世界大戦に軍人として参加したが、ドイツの捕虜になり、その捕虜収容所に英国人もいたと思うが、そのスターリンの息子が生まれ育ちが良過ぎてなのか大便の仕方が分からなく、多分彼が入った後の便所が汚く、その噂を立てられてなのか、その収容所を逃げ出そうとしてその収容所を覆う電流が流れるその鉄条網に突っ込んで死亡、自殺と思うが
愛という「重さ」とセックスという「軽さ」
今年の春作家ミランクンデラが亡くなったことを知ってもう一度この映画を見てみたいと思っていた、
40年前学生の頃に観て心に残っていた映画
脳外科医のトマシュ、ダニエル・デイ=ルイス
プラハのテレーザ、ジュリエットビノシュ
アーティストのサビーナ、レナオリン
みんな愛らしく個性的な。
ジュリエットビノシュの愛らしさにひさびさにグッとくる
彼女が囁くように「トマシュ」というセリフに何度もグッと来る
若かりしダニエル・デイ=ルイスは存在と演技として圧巻。
「エバースマイルニュージャージー」やこの作品のような二枚目半の彼がいちばん好きだった。
「軽さ」の象徴として画面に佇み、時にはテレーザやサビーナを見る側にいくものの彼の存在あってこそ。
写真家クーデルカが撮ったチェコへのソビエト侵攻の写真に驚いたことがあったせいでチェコ、プラハが春を迎えてからどうなっていったのかには興味があったからトマシュとテレーザが一度出たプラハへ戻ってからは切なさが画面に溢れる
この物語がどうやって終わるかすっかり忘れていた、
しかしあのたしかで美しい幸福感に満ち溢れた時間とトマシュの最後の台詞に涙した
流れる音楽や彼彼女のファッション、ランジェリーもすばらしく、
フィリップカウフマンの演出とセンスはこの映画がいちばん発揮されてるのかも、と思わせられた。
文句無く良い映画。
出てくる俳優たちの気持ちに寄り添い
物語の中に入っていって
その人物と物語を反芻する。
この映画の一番良いところは、題名です
開始からだいたい30分後、ビノシュの顔のアップが裏焼きでした。頬のほくろは右にあるはずが、左にありました。画家のサビーナと一緒に、マン・レイの写真を見ている場面です。
恋愛の話でありながら、人を描いたというより、出来事を描いただけ。
ソ連の軍事侵攻の際、テレーザが命を賭して写真を撮り続けたくだりも、そこまで彼女を突き動かしたものが見えてこない。
良かったのは、ビノシュの可愛らしさと、サビーナとのセックスシーンのエロさと、題名の秀逸さ。
ブラハの春覚えています。夏の登校日に社会の先生に聞きました。僕は『じゃ今はフラハの夏ですね』と言ったら怒られた
男目線の三角関係映画。言うに及ばず、医者である事以外、何一つ良いところが無いと思うが、まぁ、あの芸人見たく変な所でやらないだけ良いが。
女をだまし、行為に至る場合、やはり、避妊具のお世話になるだろうと思った。限られたフィルムでストーリーを作るのだから、いきなりは仕方ないと思うが、なんか、男目線の演出何だよね。
先輩に二十年以上前に見てみろ。て言われて見たが、面白くなかった。映画の中で資本主義での乱痴気騒ぎも皮肉っていたが『ある画家の数奇な運命』でも描かれていたが、イデオロギーはどーなんだろう。これこそ、ラブコメでしょう。
プラハの春とは
三角関係を中心としたラブロマンス映画であるが、1968年に起こったプラハの春、ソビエト軍のチョコスロバキア進行が重要な背景になっている。1968年と言えば、映画「卒業」が公開された年、またビートルズのいわゆる「ホワイトアルバム」が発表された年、日本ではグループサウンズが全盛期の頃でもあった。当時中学生だった私は、映画や音楽に没頭していてこの事件については全く知らなかった。アメリカでは、ベトナム反戦運動が盛んだった事は知っていたが。
この映画は、単なるラブロマンスものではなくて、痛烈にソ連の軍事介入を批判しているとも言える。ただ、他の出演映画でもそうであるのだが、ダニエル・デイ・ルイスは名俳優ではあるが、ルックスのせいかもしれないが、この映画でもなぜか感情移入できなかった。
結構な大河ロマンでござんした、、
「嫌いなものが同じ」カップルはうまくいきやすいという。
トマシュとテレーザは、二人とも正義感が強くて、不正を嫌うタイプだと思う。だからこんなにうまくいったのかな、、
昔、まだ学生?の姉がリビングで観ているのを隣でチラ見して、「まぁ何とエロい、色情狂的な男やろ」「そしてまた何とエロくて辛気臭い映画やろ」と思ったものです。まぁ、、まだ10代でしたし(汗)
でもこの年になって改めて――大雨の爆音で一時、音楽を掻き消されつつも頑張って――観て、ただエロいだけの映画じゃない、大河ロマンだったのだと思い知りました。
もっとも、10代でチラ見した時から「人生はあなたにとってあまりにも軽い。私はその軽さに耐えられないのです」というテレーザの手紙の文言がビノシュの少女さながらのあどけない美しさと共に、今日まで頭の片隅に残っていたし、高校、大学、それ以降も、「そんな風に感じる女は自分一人ではないのだ」と、これはずっと隣に寄り添ってくれる台詞でした。
こんな隠れた大河ロマンのジャケットが、この、鏡に四つん這いになってるサビナ――この方も魅力的ですね! 小泉今日子や長谷川京子を洋風のキツい顔にしたような、やや日本人顔の人です――とそれを見下ろすトマシュの画(え)っていうのは、ちょっと悲しいですね、、まぁ、、全体的にエロいシーン多いからなぁ、、
ダニエル・デイ・ルイス、『エイジ・オブ・イノセンス~汚れなき情事~』以来かも。ビノシュは、、もはや可愛いという言葉では片付けられない可愛さ。歩くチャーミング(笑) ビノシュの笑顔を見ると、家事とか頑張ろう、っていう気持ちになれる(笑)
軽くないよ、硬派だよ
「存在の耐えられない軽さ」???
いったいトマシュのどこが"軽い"のか、納得のいかない題名です。
このタイトルは邦題がおかしいのかと思ったが、原題そのままの訳なんですね。
浮気を咎めるテレーザの一言がそのまま表題になってしまっています。
でも多少の女好きは若い外科医なら当たり前でしょう。
その彼がプラハへのソ連軍侵攻と秘密警察の思想弾圧に屈せず、職も地位も一切を投げうって、持ち物といえばたった二つ、
─愛妻テレーザと「オイデプス」に込めた自身のプライドだけ─を携えて田舎へ行くという闘争の歴史ではありませんか。
これを硬派と呼ばずして?
テレーザのどこがそんなに良かったのかは、これがまったく不明。おつむが"軽くて"男にとっては"重い女"テレーザ。その彼女を理由もなく愛し守って添い遂げた、そんな男の重厚な物語なのでした。
撮影時には23歳のジュリエット・ビノシュです。前髪を切ってもっと幼く見えますね。アップ多用は監督の惚れ込み様の証。
171分と長尺にも関わらず
飽きさせないのは、どこかTVドラマ風の 早い画面の切り替え故。たびたび暗転します(CMタイム?)。そして繰り返し3つのマグカップを写して3人の固い友情を話の核としている。
かつ、どのエピソードにも無駄がなくて煌めいているのです。⇒どこから再生しても引き込まれる。
たまにはR18の"お色気物"でも観るか~(笑)と借りたDVDでしたが、とんでもなかった。「タクシー運転手」の光州事件のシーンを思い出すシリアスな作品でした。
サビーネ役のレナ・オリン素敵ですね。「愛を読む人」のアウシュビツ生存者。
トマシュはもちろん「ガンジー」~「リンカーン」へと大成するダニエル・デイ=ルイスでした。
若き日の三大名優の共演。
さすが、みんな上手いわ!
30年間支持され続けている映画の存在理由
『どうしようもないくらい軽い奴だけど、どうしようもないくらい好きで仕方ない』
そんな女こころを、超絶可憐なジュリエット・ビノシュが演じている。これ以上何を望むというのでしょうか。
クンデラを好きになったきっかけ
この映画を見て、原作の作家のクンデラの作品が好きになり、買い漁って読みました。ストーリーに哲学的思考が織り込んであるのが特徴で、この映画にもそれがうまく反映されていたと思います。音楽は、ビートルズやヤナーチェクが効果的に使われていて、時代と東欧世界にどっぷりと浸ることができました。サントラCDは今でも折に触れて聞いてます。
映像としては、プールの場面、ハミングしながら手術する場面、女たらしで人妻にモテモテの場面、帽子の場面、泣きながらカメラのシャッターを押し続ける場面が、今でも鮮明に記憶に残っている。主役のダニエル・デイ=ルイスが説得力ある演技で素晴らしく、こんなに素敵な役者さんが居るんだ💕と思ったことも覚えている。
1988年の夏にドイツでこの映画を見た。翌年、ベルリンの壁が崩壊した。
ソウル・ゼインツなんですね。
トマシュがあれだけすき放題やっていながら周りからぜんぜん責められないのがすごいですよね。当事のヨーロッパの風潮なのか、それとも彼自身の人柄からなのか、二人の女性もトマシュに振舞わされながらもそれを受け入れている。確かに彼は男性から見ても女性から見ても魅力的でですよね。キザだけどどこか愛嬌があって人間味があって。
参院の関係が歴史的な背景で翻弄されたり、一つのシーンが小さな物語で完結していて映画そのものがその連続であったり、台詞にところどころ気の利いたユーモアが入っていたり、ゼインツ氏の作風がしっかり入っていました。
テレサが飼い犬が死ぬときの「心配しなくていいのよ、○○(名前は忘れましたが、知り合いのおじさんが飼っている豚)もすぐにそっちに行くからね。」という台詞とか、ラストでは豚よりも先に彼らが死んでいるところとか、ナチュラルなブラックユーモアがよかったです。
当時は凄いと思ってた
激動の社会情勢と、それに巻き込まれながらという映画が1番凄いはずと思い込んで見てたので、今見たら評価が低いかもしれない。
ダニエル・デイ・ルイスを初めて知ったという意味で、得した映画。
全13件を表示