「話題の映画作家の最終ビジョン。」ソドムの市(1975) Siggy-Oさんの映画レビュー(感想・評価)
話題の映画作家の最終ビジョン。
これまで文学にしかなかった異常な行為を見事に映像化したピエル・パオロ・パゾリーニの傑作で、大島渚の「愛のコリーダ」と双璧をなす異色の問題作。
狂気の富豪が少年少女を城に監禁し、変態ス○トロ、レ○プ、グロテスクで暴力的な殺人を行う。公開当時、国内外から賛否両論を巻き起こした作品。
倒錯の帝王サド侯爵が遺した傑作小説をパゾリーニがリミックスしたもの。
この倒錯した小宇宙を象徴するのがラストシーンである。
パゾリーニが殺害されたこともあり、カルト的な人気を誇る作品となった。
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