劇場公開日 1976年9月25日

「変態の変態による変態の為の芸術映画で賞」ソドムの市(1975) おしずしさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0変態の変態による変態の為の芸術映画で賞

2017年4月11日
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この手の映画で、
わたしが個人的に、
観てみたい、やって欲しい内容が
すべて詰め込まれていて、感動した。

映像が抜群にグロいとかエロいとか
そういうわけではない。
特にストーリーやオチを
期待してはいけない。

ただ、こんなに凄まじく、
胸糞悪いのに、
目が離せなかった。
一度観たら忘れられない映画。

しかも、映像がどこか神秘的。
演者達もクセのある顔立ちで、
世界観がちゃんとしていた。

時々グッとくるセリフもあったが、
結局何を伝えたかったのか、
そもそも伝えるつもりはないのか、
謎に包まれた映画だが、そこがよい。
現代には絶対生み出されない、
理解することの出来ない、傑作だ。
まさに芸術。

人に勧めることもなければ、
何回も観るような映画でもない。
だが、この映画に出会えて良かったと思ってしまった(笑)

このレビューが共感されることは無さそうだが、こういう人間もいますよ、と。

おしずし