「これが西部劇か!」続・荒野の用心棒 talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
これが西部劇か!
マカロニ(スパゲッティ?)ウェスタンどころか、西部劇にそもそも関心なかったのですが、面白かったです。アメリカ人役もメキシコ人役もイタリア語しゃべっているのが不思議だけれどすごく面白かった!それ目当てで見た映画ではありますが。デジタルリマスター版で映像(カラー)も音も素晴らしくきれいでした。テーマ曲は、まさにイタリアのカンツォーネ!
棺桶をズルズル引っ張ってる姿がなんだか変で笑ってしまったけれど、決して負けない、群れない、クールで、反骨精神の塊のジャンゴはかっこいいです。最後の墓場の場面で彼が待ち構えている場所は、メルセデスという墓標の墓で、これはジャンゴがかつて愛した唯一の女性の墓なんだろうと思った。棺桶を引きずりながら、ジャンゴはメルセデスを決して忘れないんだろう。でもまた、マリアという、ジャンゴを信じ助ける女性に出会えてよかった。
映画館ロビーに、シネマート美術部作成の棺桶が飾ってあって、また笑ってしまった。手がグチャグチャになってしまう主人公の名前がジャンゴなのは、手が不自由ながらジャズの世界で知らない人はいないあのギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトに因んでいることも知りました。タランティーノが好きなの、なんだかわかる気がしました。当時の時代を切り取ろうとしているし、泥まみれだし、耳を切り取るし、悪い奴は悪いのだ!とするし。かっこいい。
ジャンゴラインハルトに気づくとは凄い。感服いたします。
この映画何回も見ましたが、また、ジャンゴラインハルトも知っていましたが、その繋がりを初めて知りました。なんで気が付かなかった?恥ずかしいです。
今晩は
今作を劇場で鑑賞されたのですね。良いなあ・・。
拙レビューにも書きましたが、西部劇は(も)好きなジャンルなのですが、最近”N"とタラちゃん以外は余り製作されていない気がします。
邦画の、時代劇と同じくお金も掛かるからでしょうかね。
それにしても”N"はお金があるなあ・・。良い作品を沢山製作しているし。
コロナ禍は人類にとって、生き方を変えるモノになり、一刻も早い終息を願っていますが、”配信業界の躍進に貢献したことだけは間違いないな・・、”とは思っています。
(他にもテレワークの普及とか。人類とコロナとの戦いは未だ続きそうですが、確実に人類の”今までの当たり前”を変えたモノではあると思っています。)
あくまで、映画は、映画館で観る事が大前提ですが。では、又。
gijeさん、主題歌は英語だった印象があります(記憶が曖昧ですみません)。ただ、歌い上げるメロディーの感じがカンツォーネだったのでそのように書きました。出演者はみなイタリア語のセリフです。