劇場公開日 2024年5月17日

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「ソイレント・グリーン=◯◯」ソイレント・グリーン ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0ソイレント・グリーン=◯◯

2024年7月21日
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鑑賞方法:映画館

1973年製作ということで、当時による2022年を描いているのですが、
こたえあわせ的に観てみると、人々の生活(あくまでも一部しか描かれませんが)や
技術の進歩など、全然違っているところが面白いですし、
人間の想像力ってすごいなと感心しました。

主人公の刑事ソーンのやっていることは、この世界観での倫理観と照らし合わせて
どうなの!?と思いました。もはや犯罪者レベルのことを平気でやっているので
これが普通なのか、やっぱりヤバいヤツなのか、いまひとつわからないまま
物語は進んでいきます。

それにしても人口爆発といえど、道端や建物の階段に人が溢れるくらいいるって
ちょっと理解を超えていましたね。
まさにSFでした。

殺人事件の動機を調べる中で、衝撃のラストが・・・。
ラストちょい前くらいでラストが読めたのですが、
ソイレント・グリーンが何だったのかわかったときは、まあ、ゲンナリしましたね。

というわけで、映画館の支配人さんにオススメいただき鑑賞しましたが、
観てよかったと思います。※面白いかどうかは別として笑

ひでちゃぴん
uzさんのコメント
2024年8月7日

一番怖いのは、知ったところでアレを食べるしかない、という点だと思うのですが…
あそこで終わるのは正直尻切れトンボかと。
せめて最後に署長もソイレント側だった、みたいな匂わせがあれば…
とか思ってしまうのは、これ以降の様々な物語に触れてきた弊害なのでしょうね。笑

uz
きりんさんのコメント
2024年7月21日

こんばんわー
珍しい映画に共感ありがとうございました。

先日、最高裁で違憲判決が出された旧優生保護法による強制不妊手術ですが、
あの報道の中で次第に判明してきたのは、日本の戦後の急激な人口爆発を押えることを目的として、障がい者でなくても断種された男の子たちがいたという驚愕の事実。
映画「ソイレント・グリーン」を他人事として笑ってはおれない黒歴史が、我が国にもありました。
ナチス・ドイツは国内の障がい者を集めてガス室に送り、またユダヤ人の脂で石鹸を。人皮でブックカバーや電灯の傘を。そして遺灰で肥料を生産していたことは当然ご存じと思います。
この映画がもちろん、人類がかつて行ってきたそれらの信じられない行為を下敷きに作られている事も言わずもがなです。
SF以上ですね。
タメイキです。

きりん
トミーさんのコメント
2024年7月21日

コメントありがとうございます。
ネタを昔から知っていたので驚きはしなかったんですが・・ベルトコンベアーにバラバラと乗って出て来るソイレントグリーンには噴飯物。せめて板チョコみたいな形でカットして下さいよ、一人からいくつ作れるの?

トミー
トミーさんのコメント
2024年7月21日

共感ありがとうございます。
トンデモ予言の連発でしたが、一つだけ当たっていたと思えるのが極端な迄の分断。
中間層のヘストン刑事は上下からもパクって当然! みたいな考えだったんですかね。上級市民はソイレントなんか食べてないんでしょうね。

トミー