「ウン十年前、TV(…地上波しかなかった時代)の日本語吹替版で観て以来の鑑賞。」ソイレント・グリーン 街のカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
ウン十年前、TV(…地上波しかなかった時代)の日本語吹替版で観て以来の鑑賞。
ストーリーは大体、記憶に残っていた通りだった(さすがに細部は。特に「家具」のくだりについては完全に失念していた-TV放映ではカットされていたのかも?)。2022年という近現在の設定だが、セリフの中の‘greenhouse’という単語で51年前、すでに現在の地球温暖化を予見していた慧眼に感服した。
そして、❛Soylnt~(緑色、赤色、黄色)❜といった「完全栄養食品(!!!)」、の原料・製法とは?
現実世界に生きる我々が、まだそこまでは堕ちてはいないのが幸いである。
他のディストピア映画作品(たとえば『1984』『華氏451』『未来世紀ブラジル』『マッドマックス』等々)同様、ただただ暗く重苦しく救いのない結末となっているが、それでもこの種の映画は作られ続けられるべきものなのかもしれないー我々人類の自戒とするために。
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