セント・オブ・ウーマン 夢の香りのレビュー・感想・評価
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タイトルと中身が違うので注意
シリアスな人間ドラマ、が王道の批評でしょうが、むしろ
・スチュアート先輩やグラント先輩風の高潔と正義を描いた作品
または
・ハチャメチャブチ切れ大佐と振り回される高校生の凸凹コンビコメディ
として観るとまた印象は変わります。
パチーノ先輩の超絶技巧も見どころですが、日本人なら水谷先輩でしょうね。
ポルウナカベーサ
レストランでのタンゴのシーンが何故必要だったのか?
盛り上がりという意味でも、フランクという意味でも、まして過去の自分とも言えるチャーリーを表す意味でもスゴイ。
もちろん個人の解釈なので、なんかスゴイ、これが感じられれば見た甲斐があったというものです。
フランクもチャーリーも、ポルウナカベーサにはならなかった。
パチーノベスト映画
無理だけど、映画館で観賞してほしい。アル・パチーノを心ゆくまで愉しめる作品。「小説家を見つけたら」と似通った内容。
見えるってどういう事だろう。人の強さや価値とは何だろう。善意とは?悪意とは?…そんな感想等はお構いなしに、パチーノが私達を作品世界に没入させてくれます...素敵なダンスを踊るように。何度でも楽しめる作品。
不快なシーンが目白押しのBromance
U-NEXTで観ました。
本作は1992年に制作され、ゴールデングローブ賞を受賞した名作だそうですが、現代の目線でみると盲目の中佐役でアカデミー賞を受賞した、アル・パチーノの暴言、セクハラ、パワハラ、奇行が余りにも際立っていて、彼の良い面が霞んでしまい、とてもじゃないですが、共感できませんでした。
ただ感謝祭の際、チャーリーを侮辱された時の激昂や、クライマックスのチャーリーを称えるシーンは心を動かされました。
ただ本作は150分超の長編で、蛇足が余りに過ぎます。
正直言って中盤はスキップしてしまってもいいと思います(苦笑)
ラストシーンはド定番。何番煎じだよと思いました。
名作名作言われていても実際に観るとガッカリする事もあります。本作は正にそれです。
「不思議の国の数学者」から来ました
タイトルの映画を観て批評を読んだら、「本作の焼き直し」という批評が散見されました。
偶々契約しているネット配信で鑑賞できたのでみました。
キャスト、脚本については他の方のレビューをご覧下さい。
最後の演説シーン。昔の映画「スミス都へ行く」を思い出しました。
アメリカの持つ理想主義を垣間見ました。
「不思議…」はまた別の面白さがあり、
一概に「不思議…」はモノマネとは言い切れませんでした。
ハッ!
名作といわれているので、配信で観ました。ストーリーは勿論、素晴らしい。誰もが評する最後の演説は筆舌もの。しかし、やはりアル・アチーノのキレッキレの演技。目が不自由な方の目つきや動きはそのものにしか見えなかった。
さすがアルパチーノ
アルパチーノ演じる退役軍人の男性のキャラが強烈。ハッ!
実際こんな人が近くにいたらうるさくてしょうがないけど、映画の中のキャラは際立ってて面白かった。
特に最後が好き。
だけど見ている間、お金の出所が気になってたし、ちょっと心配になった。
人生は瞬間の連続
介護者と被介護者の独特な関係性にリアリティを感じる。たとえ出会って数日のヘルパーでも、今この瞬間隣にいてくれる人の存在が、何よりもかけがえのないものになり得る。
アル•パチーノの名演は言わずもがな。孤独な老人、正統派紳士、狂気の病人、高潔な軍人、家族を思いやる父(祖父)と感情の移り変わりが見事。
最後の演説は、スレードが自分自身に言い聞かせているようで胸を打たれた。信念を持ち貫くことで人生は豊かになるのだと。
心に染みるヒューマンストーリー
盲目の孤独でちょっと頑固な退役軍人フランク(アル・パチーノ)と心優しい苦学生チャーリー(クリス・オドネル)の演技ならび、繋がりストーリーが心に染みて最後のチャーリーを擁護するフランクの演説は感動もの。。盲目だが、女性の香水で人柄等理解したり、タンゴダンスを卒無く踊る姿のアル・パチーノの主演男優賞は納得。。
フィリップ・シーモア・ホフマンに注目
アカデミー主演男優賞を受賞したアルパチーノの演技がやはり素晴らしい。盲目となり、もはや過去の栄光以外に何もない、生きている価値もないと絶望し自ら最期を迎えようと計画する退役軍人。"I'm in the dark "という絶望の叫びが耳から離れない。
そして、アルパチーノもさることながら、フィリップ・シーモア・ホフマンの演技が目を引いた。金持ちの親の元で甘やかされた御曹司感、仲間を裏切りたくないけど親には逆らえないジレンマの狭間で揺れ動く心情をすごくよく演じていたと思う。
あとはとにかくアルパチーノ演じるフランクがNYの街を我が物顔にひたすら散財しながら豪遊するところは観ていて痛快。
若者と、孤独な老人の出会いっていう奇跡
クリス・オドネルの若さ、フランクが評したように絶滅危惧種の淡水魚のもつようなオーラが素晴らしいと思う。そういう若く清廉な若者が、死を願うばかりの孤独な毒舌退役軍人と出会う。
女性を崇拝し、女性の香りを網羅してるかのようなフランクが、美しい女性と出会って踊ることになる。フィギュアスケートなんかで有名なポル・ウナ・カベサのタンゴのシーンはさすがに素敵。そして何より、フランクのスピーチ。チャーリーがどんな想いであれを聞いたのだろう。彼は一人で乗り切るつもりだったのにと思うと胸が熱くなった。
アカデミー主演男優賞を受賞したアル・パチーノの盲目の演技が光る。 ...
アカデミー主演男優賞を受賞したアル・パチーノの盲目の演技が光る。
タンゴのダンスシーンが素敵だった。
ラストのアル・パチーノのスピーチは心に響きます。
アル・パチーノだけではなく自分に真っすぐに生きる青年チャーリーも素敵で、そんな真剣な2人のやり取りがよかった。
生きるということ、生きるのに大切なこと、メッセージ性が強く素晴らしい作品でした。
【”人間の高潔さとは何であるか”という事を見事に描いた作品。再後半での、若き友の高潔さを満員の生徒達の前で毅然と述べるアル・パチーノ演じるフランク中佐の姿にはカタルシスを禁じ得ない作品。】
ー 内容は、巷間に流布していると思われるので割愛。
久方ぶりに鑑賞した感想を簡潔に記す。-
◆感想(一応記載する。作品内容に思いっきり、触れています。)
・アル・パチーノ演じるフランク・スレード元中佐の屈託を抱えつつ、若き友、チャーリー・シムズを伴いNYへ向かう姿。
ー 盲目でありながら、嗅覚、触覚、記憶、直観に優れ、堂々と振舞う姿。だが、彼はNYを死地として考えていた事が後半分かる。-
・有名な、高級ホテルラウンジでの、フランク・スレード元中佐が美しき女性とタンゴを踊るシーン。
ー 彼の、嗅覚、直観が見事に描かれたシーンである。-
・フェラーリを借りて、チャーリー・シムズと110キロで、街中を走るシーン。そして、暴走を呼び止めた警官の粋な対応。
ー そして、徐々に深まる年の差を越えたフランク・スレード元中佐とチャーリー・シムズとの友情。
・フランク・スレード元中佐が、立派な軍服に着替え、拳銃にて自死しようとするシーン。
ー チャーリー・シムズが、涙を流しながら止める姿。同じくフランク・スレード元中佐も盲目の眼から涙を流している。-
■誰もが知っている、チャーリー・シムズがベアード高の同級生達が、権威を笠に着た校長への悪戯を糾弾する懲戒委員会のシーン。
チャーリーと同じく悪戯を観ていた友人は”コンタクトを付けていなかった”と言い逃れ、悪戯をした生徒たちも名乗り出ない。
そして、奨学金で名門校ベアード高に入学したチャーリー・シムズは、”見たが、言わない。”と言い放つ。
校長が退学処分にすると言った際に、”チャーリーの親の代わりだ”と言って同席していた、アル・パチーノ演じるフランク・スレード元中佐が満員の生徒達の前で言い放った”漢の高潔さとは何であるか”と言う事を凝縮した、長台詞の素晴らしさよ。
<今作は、人間が五感の一つを失っても、高邁な精神を維持しつつ、周囲に媚びる事無く生きる大切さを見事に謳いあげた作品である。
”若き時に観賞して良かった”と久方ぶりに鑑賞して思ったアル・パチーノ演じるフランク・スレード元中佐の圧倒的な漢の生き様と、誇りに魅入られた作品である。
今作をどこかの映画館で掛けて欲しい・・。
最近多い、(で、嬉しい)4Kリマスター版での上映を検討して欲しい作品でもある。>
こう言う映画が作れる国だったんだけど.....
《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ)
前のアカウントの削除や取り消しもできないので、これからは
「星のナターシャnova」 と言う名前で
以前の投稿をポチポチ転記しますのでよろしくお願いいたします。
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アル・パチーノの、決して老人では無い迫力!
まだまだ色気も、山っ気も溢れているのに
盲目になってしまったが故に
退役しなければならなかった身を持て余す哀しみや、悔しさが
彼をココまで頑固者にしてしまっている事が
観ているうちに伝わって来る。
アル・パチーノが主演男優賞でアカデミーを取ってしまったから
彼の演技が絶賛されるけど
「中佐」の「盲導犬」であり、「息子」であり、
「若い友」となるクリス・オドネルも誠実ないい演技だったと思う。
善き人、良き人生とは?生き方に迷う時、
何のために生きてるのか答えが見つからない時、
ぜひ観て欲しいと思う。
で、月に8本ほど映画館で映画を観る中途半端な映画好きとしては
最近はアメリカ映画と言うと、
どうもスーパーヒーローモノやド派手なスペクタクルモノしか
買い付けられていない事が心配。
この映画のような派手では無いけど
しっかりした人間ドラマも多数作れる国だったはずなのに、
どうしても日本では、それでは客が入らないらしい。
多分、この映画の様な作品もあるのだろうけど
日本の観客が派手なもの、有名俳優が出ているものしか
選ばない様な傾向になっていて、
映画鑑賞民としては劣化しているのでしょうね。
自分も含めて、もっと「民度」を上げなければ~~
こんな骨太な人間ドラマをリアルタイムでちゃんと評価出来る
良き観客でいたいと思います。
暗闇から、光を取り戻して
退役した盲目の軍人をアル・パチーノが
演じていました。
暗闇になってしまった人生を終わりにしようとしていたフランク、アル・パチーノでしたが、1人の少年に出会ったことにより、香りや、感情の込もった声、人の手に触れる温もり、何より、人の愛情を感じるようになった、友情のドラマでした。
人生に絶望を感じた矢先に、一緒に過ごしたいと思える大事な人に出会ったラストでした。卓越な作品でした。
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