「「ホンキー・トンクのREDさん」はのたまう「男はずるいよ」」センチメンタル・アドベンチャー マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
「ホンキー・トンクのREDさん」はのたまう「男はずるいよ」
クリックして本文を読む
Marty Robbinsの「Honkytonk Man」だそうだ。
サントラ盤にはイーストウッドの歌は収録されていないそうだが、劇中の主な歌は彼自身の歌のようだ。
「大草原の小さな家」
「南から来た用心棒」「怒りの葡萄」「俺たちに明日はない」「モダン・タイムス」等など
色々なお話が散りばめられたカントリー&ウェスタンのミュージックロードムービー。
彼が演じているのは「親バカ」だと思う。誰でも思うのは「イーストウッドも親バカだった」だと思う。しかし、それは100も承知していたんじゃないかなぁ。
何から何まで最低の男を演じている。そして、それに何一つ言い訳を入れていない。それが良いね。
こんなクズな男を実の息子の前で恥ずかしげもなく、演技しきるのは、僕は彼をたたき上げの職人に見える。
もう一つ「男はつらいよ」をリスペクトしたのかなぁ。勿論、フーテンの寅よりもクズだし悪い奴。でも、女性に振られたくらいでへこたれない。
歌を歌う前とメリーの話をする時だけ彼は笑った。
他の映画を含めて滅多に見せない笑みを。そして、一発も銃を撃たずに。。。
「ハンバーガーばかりだな。豚になっちゃうぞ」
因みに、イーストウッドさんはカントリー&ウェスタンよりもブルースとかJAZZが好きだったはずだ。彼が制作監督した「BARD」を見てみたい。
「チャーリー・パーカー」の話だ。
因みに因みに、息子さんはJAZZMANだ。
コメントする