「"明日新聞を売りたいなら嘘を書け、10年売りたいなら真実を"」先生のお気にいり 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
"明日新聞を売りたいなら嘘を書け、10年売りたいなら真実を"
“明日新聞を売りたいなら嘘を書け、10年売りたいなら真実を”
学歴よりも経験が一番を信条に今の地位に就いたクラーク・ゲーブル扮する新聞社の社会部長と、ピューリッツァー賞を受賞した父親を尊敬し新たな記者を育成する事に生きがいを感じる女性がドリス・ディ。
この2人がお互いの意見を曲げずに反目しあいながらも惹かれ合ってゆくラブコメディ。
とにかく脚本が素晴らしい。
出て来る人物がそれぞれ繋がっているし、小道具の使い方、台詞の一つ一つにまで気を配られたその作劇術には感嘆するばかりです。
尚且つキャラクター設定が絶妙なので幾度となく笑わせてくれます。
設定上クラーク・ゲーブルの年齢が高い為にラブコメとしてはギリギリのところではありますが、是非とも新たにリメイクで観たいのですが現在のハリウッドでクラーク・ゲーブルに匹敵しうる俳優が果たしているのかどうか…と言った疑問も浮かんできますね。
それにしてもヒューゴー・パイン博士は良い人だ、彼の為にも酸素はしっかりと吸って鑑賞して下さい(笑)
“最も痛ましいもの、それは真実”
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