「007スランプ全盛のころ」007 私を愛したスパイ 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)
007スランプ全盛のころ
この年にスターウォーズが公開されて、その後Drジョーンズやバックトゥザフューチャー、ダイハードなどハリウッド製超娯楽作が目白押しとなって、それまで唯一無比の豪華絢爛たる娯楽作の帝王だった007の地位が相対的に低下していったころの作品です。
もはや007の時代は終わったという感覚で、その後は全く遠ざかっていました。
今観るといかにも古くて陳腐です。ハリウッド系との決定的な違いはスリラーをまるで感じないところです。BウィリスやTクルーズみたような限界ギリギリの緊迫感がないんですね。まあ時代性といえばそういうことなんでしょうけど。
恐らく公開当時に観ればもっと評価高かったんでしょうけど、かつてのジェームスボンドマニアとしては忸怩たる思いです。
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