007/黄金銃を持つ男のレビュー・感想・評価
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0079 残念ながらシリーズ最下位
1974年公開
ブルースリーがアクションの概念を変えてしまったので
ムーアの殺陣の練習は通用しなくなってしまいました。
クリストファー・リーは敵役としては適役だったのに
うまく生かして切れていない。
秘密兵器も出し惜しみ?あーQ出ていないか。
一番の売りが 川を飛び越えるボンドカーって。
ボンドガールもスタイル抜群ながらフェイスはイマイチ。
主題歌もしみなかったなあ。
60点
テレビ初鑑賞 1982年4月5日 『月曜ロードショー』
それほど駄作でもありません
クリストファー・リー様‼️
ジェームズ・ボンドとしての自らの方向性が定まらず、迷走してる感があるムーア版ボンド第2作であり、シリーズとしては第9作‼️この作品はボンドの映画というよりも、クリストファー・リー扮する宿敵フランシスコ・スカラマンガの映画‼️万年筆、ライター、タバコケースで組み立てられた黄金銃を持つ男‼️この黄金銃が欲しかったんですよね、カッコ良くて‼️ボンドとの命をかけた決闘を望むこの男‼️まるで西部劇のガンマンみたいなカッコ良さ‼️ドラキュラやサルマンと並ぶリーの当たり役‼️ただせっかくのスカラマンガの秀逸なキャラクターがあっても、肝心の作品はあまり印象に残らないもので、スカラマンガの召使いの小男のキャラや、笑いしか起きない空飛ぶ翼付き自動車、当時世界中で大ヒットしていた「燃えよドラゴン」に影響を受けたと思われる空手道場や「鏡の間」のシーンなんか、何考えてるのかわからないシーン‼️今回のボンドカー、AMCホーネットは一回転ひねりのジャンプを披露して頑張ってはいるのですが・・・‼️
『キ○シンジ○ーを呼ぶぞ』って彼はご存命♥
ブルース・リーと言うよりもジャッキー・チェンの映画の元ネタの様だ。
『燃えよドラゴン』の翌年だからと思った。
しかし、英国から見れば、香港も日本もタイも同じ方向なんだね。ジャッキー・チェンの元ネタとか称したが、結局、観光映画に過ぎない。アクションだってスタント全開だろうし、風光明媚な場所しか写さない。
こんな子供だましな映像見せられて、喜んでいたのかと思うと情けなくなる。それでも、カーチェイスは本物だからまだ今よりもましか?
1978年より米中国交正常化だから、その四年前。ベトナム戦争も末期だが、まだやっていた。ある意味、白人西洋文化の黄禍論かもしれない。
また『絶対零度に保つ事』とあるが、そんな事出来ない。
相撲のシーン見て、見た事を思い出した。
【9作目】黄金銃を持つ男
ベースとなるストーリー、当時の時代背景から考えると先を見た科学的な設定などはとても素晴らしい。それだけに、脚本が残念で仕方無い。
殺し屋のスカラマンガが結構やり手(に見えるだけ)だが、とにかく今作も本当にロジャー・ボンドがグダグダ。ロジャー・ムーア、声も渋くて格好良いのだが、軽さの方が目立ってしまう。スカラマンガの執事、ニックナックの方がテキパキ動いて頑張っている。
そして、こんなに魅力の無いボンドガール、グッドナイトも凄い。容姿は綺麗なのだが、動きにキレも無く、ドジっ娘キャラが【007シリーズ】に合わず。個人的にボンドガールの中ではワーストのレベル。
水上チェイス、道場など全くストーリーに不要なシーンも多く閉口。。。場当たり的なシーンの挿入は、昔の中国カンフー映画を思い出させる。お約束の勘違いアジア文化満載で、ストーリーに組み込む理由も疑問。この時間をもっとスカラマンガや駆け引きに使って欲しかった。
カーチェイスだけは素晴らしく、ボンドの思い付きで突っ走る流れもあり、当時ではかなりの迫力。CGやワイヤーなども無い時代の中、車で驚きの曲芸に思わず『おーっ』と声が出た(笑)
【007シリーズ(スペクターまで)】のアンケートランキングでは24作中22位も納得の出来。ロジャー・ボンドの方向性を模索している様な作品。シリーズ鑑賞コンプリートの壁の一つか。
三つの乳首を持つ男
ムーアボンドの中では2番目に好きな作品。やっぱり魅力的な敵キャラ・スカラマンガを演ずるクリストファー・リーが正々堂々と戦ったりして面白さを支えているからだろうと思う。前半は推理小説のようにサスペンスフルで、ボンドが黄金銃を持つ男に狙われていたかと思えば、太陽光エネルギー変換装置を持つ会社社長がターゲットだったりして、任務の目的も変わってくる。
002が殺されたという事実から、ベイルートのダンサーを調べ、彼女のへそにあったお守りからQに調べてもらうとマカオのラザーという銃職人に行き着き、そこで黄金の弾を受け取る女性ミス・アンダースにたどり着くといった具合だ。
スカラマンガはバンコクの大金持ちからの依頼で暗殺したみたいだが、その額100万ドル。これはゴルゴ13の報酬額の5倍くらい。よほどの要人じゃないと仕事を受けないのだろう。そして、依頼されたわけでもなく大金持ちハイ・ファットを殺す・・・
現地ではヒップ中尉や姪の女子高生格闘家も大活躍。まるで『ベイビーわるきゅーれ』の原型ですね!そして前作でのコメディパートを演じたペッパー保安官が観光に来ていて、これまた珍道中に参加。敵側にも小さい人ニック・ナックという個性的キャラがいるので、もう贅沢三昧でした。
香港の英国情報部がクイーン・エリザベス号の中にあるというのも驚きで、斜めに傾きながら会議するのも笑える。また、空手あり、ボートチェイス、カーチェイス、さらに空飛ぶ自動車ありと贅沢すぎるアクションでハラハラさせてくれる。最も驚いたのは、アンドレアがボンドガールなのかと思っていたら、最初ボンドも嫌がっていたメアリー・グッドナイトだったとは!
マンネリ打破の意欲を感じる
ジャッキー・チェン映画ですよね、これ?
思いっきりコミカルに振り切ってきましたねー!もう、ジャッキー映画かと錯覚しちゃいましたよ(笑)
しかし年代を確認すると、本作公開時はジャッキー、まだタイガープロジェクトの頃です。この2年後に木人拳。
木人拳なんて、まだまだ当時の香港映画のセオリー通り、クソつまんない復讐モノですからねぇ。
ロー・ウェイにポスト・ブルース・リーを求められ続け、苦しんだ若きジャッキーですが、出来ないものは出来ないし、合わないものは合わないのです。
ジャッキー映画の特色となるコミカルタッチの片鱗が見られたのが蛇鶴八拳。その後、カンニングモンキー、ドランクモンキーにて花開く訳ですから
「ド派手アクション・コメディ」というジャンルを開拓したのはロジャー・ムーアが先駆者だったわけですか。
イアン・フレミングの遺作となる本作ですが、原作の舞台はジャマイカ。
だけど前作で使ったばかりだからと変更。ほらぁ、あまりにも原作の順番をバラバラにやってるからこーゆーことが起きるぅ。
で、なんで香港・マカオ・タイなのよ?
どーせ、前年に「燃えよドラゴン」が大ヒットしたからカンフー取り入れたかったんでしょ?
それをコメディ仕立てにするからジャッキー映画になっちまうんだw
70年代の香港-マカオルートなんて聞くと、誘拐された少女が売り飛ばされるなんて話がまことしやかに囁かれましたから、ちょっと怖いですね。
(現実問題として、その通りなんだろうし)
犯罪の巣窟と悪名高き九龍城も名前だけですが登場します。九龍の代わりに到着した場所はクイーンエリザベスw
伏線が露骨だから簡単に読める展開でしたね。
いや、全然関係ないジャッキーの事なんかで字数消費してる場合じゃなかった!
なんてったってクリストファー・リーですよ!格好良いですねー。
イアン・フレミングと従兄弟だったとは、今回初めて知りました。
ドクターノオはフレミングがリーをイメージして書いたとか!
しかもフレミング自身は映画化の際にノオ博士役はリーに望んでいたらしいですが、何故実現しなかったのでしょうね。第1作目だから当たるかわからないし、関係者の思惑が複雑に入り乱れたのでしょうか。
でも、観たかったなー。リーのドクター・ノオ。そしたら、あんな訳わからない中国人モドキ風ではなく、コネリー・ボンドに勝るとも劣らぬ気品と風格で勝負出来たでしょうに。
決闘シーン!ムーアの身長、公称186
って絶対嘘だよね?!
私、ボンド俳優の公称身長はコネリー以外は信じていません。
コネリーが188、かつ、体格も良すぎるから、2代目以降の皆さんはイメージ維持の為、微妙に鯖読んでるよね?
本作名で検索すれば大抵決闘シーンの写真はHITするから見て欲しい。
リーが193だけど、7cm差なんてもんじゃないんじゃないー?
リーには196cm説もあるんだけど、ムーアの身長に鯖読ませる為にリーも高くしたのでは?
もう、絶対コネリーVSリーの方が観たかったよー、サールマーン!(コネリーとリーが好き過ぎて混乱しているらしい自分w)
今回のボンドカーは、AMCのホーネット!
wikiには「小型の乗用車」と書かれてるんですが、1番小さいので3.3LのL6、大きいのは5.9LのV8だとぅ!
どこが!どこが「小型車」だっつーんだい!
これだからメリケンの奴らはなぁ。
まぁいいけどね。DB5だって4Lあるし。
そう考えるとやっぱりトヨタ2000GTって凄いなぁ。
いーんだ、次作はついにエスプリ登場するし。
しかし、本作の見どころは、なんといっても
「ホーネット1回転!」
素晴らしい!感動です。このシーンの為だけにでも、この映画観る価値あります。
あと好きだったのは、QとQ工房の人が、潰れた黄金弾から見事に製作者を言い当てるところ♪
マッドエンジニアはマッドを知るのですな(笑)
あ、B.Gの事、すっかり忘れてたw
グッドナイトがどうとか、エクランドがどう、とかではなくて、個人的には今回のような「自覚のないドジっ子がトラブルを巻き起こす展開」って「大っ嫌い」なのです(苦笑)
グッナイに比べたら前々作ティファニーの「テープ入れ替え勘違い」程度は可愛いものだわ。
まぁ、脚本がそうなっているのだから役柄に罪はありませんが。
タイプ的にはMs.アンダースの方が好きです。
さて、映画館も再開した事だし、プロジェクトVを観に行かねばw
女を殴るボンド…(007⑨)
香港マカオの旅
The man with the golden gun. 時代だなぁ。
2020年公開のボンド25作目に向けて見直し007。3代目ムーア・ボンドの第二作目「黄金銃を持つ男」です。あれ?ロジャー・ムーアって変なドジっ子属性入ってます?ってまたペッパー警部出てるし⁉️
黄金銃が組み立て式だったり、車が飛行機になったりするガジェットは良いですね。いかにも古き良きスパイ映画って感じがします。当時ってGPSや太陽光発電とかまだなかった頃ですよね。ナビやソーラーパネルとか新しかったんだろうなぁ。そうそう、車が1回転して川を飛び越えるスタントは凄かったです。古さを感じるガジェット類よりあのスタントが余程凄い‼️
香港の悪人の屋敷にある相撲取りの像がジワります・・・と思ったらその後に相撲取りが襲ってきて思わず吹いてしまいました。変な道場といい可笑しなアジアミックスです。やー、時代だなぁ。舞台もマカオだったり、香港だったり、タイのバンコクだったり・・・でも、ボンドさん畳に靴で上がるのはダメですよ!
しっかし、本作のボンド・ガールって見本的な金髪水着なパッパラパー子ちゃんですね。最近のボンド・ガールもしっかり活躍する007を観てからだと、ちょっと違和感すら感じました。ボンド・ガールはあくまでも添え物だったんですね。
ところであのクリストファー・リーの乳首3つある設定って必要でした?ボンドが潜入の時に使ってましたが、別にキズがあるとかでも良かったような・・・。謎だ。
殺しのライセンスを持つ男vs黄金銃を持つ男
シリーズ9作目。1974年の作品。
ボンドの元へ“007”と刻まれた黄金の銃弾が届けられる。それは“黄金銃を持つ男”と呼ばれる世界一の殺し屋、スカラマンガの物と推測。殺害予告か…? 手掛かりを頼りに、ボンドは香港へ飛ぶ…。
正体不明、金色に輝く銃、殺人が何よりの楽しみ…。自分とボンドは似ていると自称。
シリーズでも屈指のインパクトを残す敵役、スカラマンガ。
演じるは、クリストファー・リー。
言い換えれば、ボンドvsドラキュラ!
この名優の巧演もさることながら、リーは原作者イアン・フレミングの従兄弟で、フレミングはリーをイメージして『ドクター・ノオ』を書いたとも。つまり、ボンドのモデル!
そんな縁ある彼が満を持してシリーズに登場。
弾は一発で、西部劇のような一対一の決闘スタイル。相手をアル・カポネやボンドの蝋人形が置かれた奇妙なカラクリ屋敷に誘い込む。
報酬は一人100万ドルで、秘密の小島を所有し、そこで贅沢な暮らし。
語り出したらキリ無いが、最大の謎は、身体的特徴。乳首が3つ。
謎に包まれている存在なのに何故それだけは知られているのか?…という事はさておき、本作で特に重要な意味ナシという衝撃…!
ボンドガールは2人。
美魔女のモード・アダムズと若い美女ブリット・エクランド。
前者はスカラマンガの愛人アンドレア、後者はボンドの助手グッドナイト。
実はボンドの元に黄金の銃弾を送ったのはアンドレア。スカラマンガとの関係を解消したく、ボンドに抹殺して貰う為。彼女は自由になれたのか…?
実質のボンドガールはグッドナイト…なのだが。敵に囚われたり、“お尻スイッチ”など、ある意味歴代最おバカボンドガール。水着姿は眩しいが。
もう一人印象的なキャラは、スカラマンガに仕えるニック・ナック。
小人ながらスカラマンガの周りの雑務を全て一人でこなす器用者。
スカラマンガに非常に信頼されているが、彼に忠誠を誓っているような、彼の莫大な遺産を狙っているような…。
実は、一番のクセ者だったり…?
舞台は、香港。
『ドクター・ノオ』や『二度死ぬ』などアジアと縁あるが、今回は訳アリ。と言うのも、前年の『燃えよドラゴン』の大ヒットでカンフー映画ブーム。前作に続き、流行りを取り込む。
本作でもカンフー・アクションがあり、ちゃっかりあの伝説スターみたいな敵役も登場。
でも、何かシュール…。
香港のドンの屋敷にスモーレスラー用心棒が居たり、結局この当時の欧米にとってアジアの国はごちゃ混ぜ…?
アクション・シーンの見せ場は、中盤のボート&カー・チェイス。
カー・スタントでは、目前の壊れた橋を一回転してジャンプして着地すると言うのも荒業披露!
さらに、前作の某キャラが再び登場。ワンシーンくらいの登場かと思いきや、がっかりこのチェイス・シーンに絡んでびっくり!
ボンドとの決闘の傍ら、太陽光エネルギー変換装置“ソレックス・アジテーター”を持ち主を殺して盗み、強大な発電システム計画を目論むスカラマンガ。
定番の大陰謀展開になるも、やはり見所はボンドとスカラマンガの決闘。
勝負の行方は…!?
殺しのライセンスを持つ男vs黄金銃を持つ男!
ちょと変化球に走った感はある
主題歌はジョン・バリーの作だが曲は今一つ
歌手もシャーリー・バッシーではなく耳に残る力はない
もし彼女が歌ったとしても、ジョン・バリーの曲がもう少し良くても本作の雰囲気にはそぐわなかったろう
それは音楽だけでなく映画全体に言えることで、前2作と比べるとボルテージのダウンは否めない
それでも前作から僅か1年で構想段階の更地から撮ってしまうのだから恐るべし
燃えよ!ドラゴンの折からのカンフーブームに乗っかってマカオ、香港、バンコクと舞台を展開する
猛烈に燃えよ!ドラゴンを意識しているのは明らか
バンコクでの水上マーケットでのボートチェイスを前作のペッパー保安官を再登場させて再現してみせたり、バンコクの市内の目抜き通りでのカーチェイスシーンや郊外の川での有名なコークスクリュー・カージャンプは見もの
バンコクはエマニエル夫人がほぼ同時期の製作であったがたまたまに過ぎないだろう
しかしタイが欧米人の視界に入ったのはこの頃だったのは間違いない
しかし全体としては散漫な印象をうける
悪役はクリストファー・リーが良い雰囲気を出して印象的ではあるが小粒感は否めない
今までの敵の用心棒の大男の逆で小人を出して来たのは面白いがあざとさもある
ちょと変化球に走った感はある
シリーズの次回作は路線を引き戻し引き締める必要性が残った
迫力は増していた
バガボンドきたー
何だったんだ、という感じ
ムーアボンド2作目です。1作目の『死ぬのは奴らだ』も酷かったですが、この作品も期待外れって感じでした。
まず、内容に重みがまるで感じられません。『乳首が3つある』とか、『黄金銃を持ってる』とか…だから何だったの?っていう。黄金でも、ゴールドフィンガーぐらいインパクトがあれば良かったのに…。話の内容が浅すぎて、真剣に観る気になれませんでした。とくに盛り上がるシーンも無し。
あと、ボンドガールがあんまり好きになれなかったんですよね…。モード・アダムスはめちゃめちゃ好みです。知的でセクシー、人間離れした美しさです。ブリット・エクランドも、可愛いんですけどね……グッドナイトは見ててイライラするんですよね(笑)ドジばっかで足引っ張るボンドガールって…私は好きになれません^^;
スカラマンガとの戦闘シーンも、なんか悪趣味だなぁって感じでした。全体的に品が無いし、だからといってコメディのように笑えるところもあんまり無いんですよね。
良かったのは、モード・アダムスと小人の演技、豪快かつ唯一現実味のあるカーアクション(宙返りはどうかと思うけど)ぐらいでした。
007シリーズの中でワーストかもしれません。
ロジャー・ムーアはせっかく良いボンドなのに内容に恵まれなくて残念です。
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