女王陛下の007のレビュー・感想・評価
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007vol6 2代目ボンド、ジョージ・レーゼンビー主演を吹替鑑賞...
007vol6 2代目ボンド、ジョージ・レーゼンビー主演を吹替鑑賞。唯一の出演作でその後の出演を自ら蹴ったらしい。なんともったいない。
後の時代のような壮絶CGアクションではない合成アクションだが、殴り合いシーン・スキー等実写シーンは迫力満点。
悪役テリー・サヴァラスがいい。悪の施設が積極的美女だらけなのが笑える、夢の施設である。
今回はなんとボンドが結婚、その瞬間終局が見えてしまうのがやや難点。
なかなか面白かったぞ、2代目ほんともったいない。
迷走し出したら原点回帰する見本
シリーズも第6作
前作迄にやりつくし感があり、特に前作は迷走感が露になっている
そろそろ潮時とショーン・コネリーが降板
主役変更の大問題が発生
膨大なオーディションをしても決まらない
結局CM俳優の無名の新人ジョージ・レーゼンビーが選らばれている
確かにボンドには見える
しかしやはり小粒感はある
どうしてもコネリーならこういう身のこなしをするんだがと彼の姿に重ねて見てしまう
敵の首領ブローフェルドもテリー・サバラスに変更
最初は戸惑ったが、アクションをこなす戦う首領となれば彼に交代するしかない
大物感はある
しかし上流階層の雰囲気はないのが難点
監督もまたもや変更
結局ドクターノウやゴールドフィンガーで編集をしていたピーター・R・ハントがやり易いと選ばれる
内容は原点にもどり、大袈裟なセットとかのこけおどしはなし、原作に忠実なスパイアクションものに戻る
今回はQの秘密兵器は無し
ギミックに頼らず、ドラマとアクションで勝負だとう方針が見てとれる
主題歌は今回はバリーのインストもの
やはりインパクトは薄い
劇中挿入歌で超大物ルイ・アームストロングの歌が入るが、さして盛り上がりのある曲でもない
舞台はゴールドフィンガーの撮影時に目をつけていたスイス
これもまた欧米人の憧れのリゾート地です
過去作はカリブ海とかアドリア海とか南の海が多かったので、今度は雪山で目先を変えています
公開の1969年の前年は白い恋人たちで有名な冬季オリンピックがフランスグルノーブルで行われており大変な盛り上がりがあったのにも目をつけたのでしよう
従ってスキーはもちろん終盤のハイライトのボブスレー、はてはカーリングまで持ち出してサービス満点
スキーシーン、ボブスレーのシーンは素晴らしいスリルのある見事な撮影で驚かされます
雪崩のシーンは本当に雪崩を起こして撮影したそうでものすごい迫力
スキーリゾートの年越しのお祭りもしっかり取り入れておりこれも楽しいシーン
シリーズの中では異色だけれども、大変に面白い出来映えです
興行成績も良い結果を出した
けれども、このままでは次回作は厳しい
てこ入れは必須だとの予感は漂っています
これが問題のアンハッピーエンドで締めくくった動機だとおもいます
異色の名作!2代目ボンドの007
ジョージ・レイゼンビーの初演技にしては、なかなか作品に溶け込めたアクションでした。唯一の2代目ボンドだからこそ、本当の結婚も見どころです。(前作では、敵をあざむくための偽装夫婦。)
敵のブロフェルドもなかなかしぶとい。007が続くかぎり、彼との戦いもまだまだ終わらないでしょう。また、ラストで花嫁を撃ったのは正確にはイルマですが、彼女もまた、ブロフェルドに利用されていただけと思えば、少しは観る側の怒りもおさまるでしょう。
6作目はさながら冬季五輪
・一度きりのジョージ・レーセンビーのボンド
・リフトのケーブルでのアクション、スキーで逃走、ボブスレーの追いかけっこが面白い
・今回ボンドガールと本当に結婚したり、またそれにマネーペニーが涙したりと特別感があった
・その花嫁が撃たれて終わるラストのシニカルさも嫌いじゃない
名作です
007シリーズの中でも大好きな作品です。
ボンド役がショーン・コネリーからジョージ・レーゼンビーへとバトンタッチ。
彼がジェームズ・ボンドらしいとは言えませんし、ひ弱そうでインパクトも弱いですが、彼が演じた唯一の作品は、007シリーズの誇りと言っても過言ではないというぐらいの名作に仕上がっています。
アクションもなかなか現実味があって(もちろん現実味の無いド派手なアクションも好きですが)良かったですね。スキーアクションが好きなので、飽きずに楽しめました。
ボンドが最も愛したボンドガールを演じたのは、ダイアナ・リグ。彼女がとってもキュート。幸せそうな二人の描写がとにかく美しいんです。
あと、マネーペニー好きの私にとってこの作品は堪らないです。彼女とボンドの固い信頼関係、彼女のボンドに対する想いが伺えて素晴らしいです。なんて素敵なんでしょう、マネーペニー…!
ラストのボンドの一言では涙が止まりませんでした。絶対に最後まで観るべきです。
何回観ても感動できる作品です。
六作目 異色の作り
総合65点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:75点 )
ジョージ・レーゼンビーと聞いてもぴんとこないが、コネリーが一度もうボンドやらないと言った後に役を引き継いだ役者と言われれば、そういえば名前は覚えていないけどそんなボンドもいたなあという程度。その場限りでは終わらない深刻な恋愛が盛り上がってしまうし、まるで冬季五輪007編でも観ているのかというような冬の競技種目が目白押しだし、いつものような特殊な武器も車も登場しないしで、何かといつもとは違う異色作になっている。
しかも最後は定番の明るい終わり方ではなく、怒りと悲しみが正面に出た終わり方がこの作品には深刻すぎて後味が悪すぎたのか、この一作だけでレーゼンビーのボンドは終わってしまった。近年のダニエル・クレイグの007作品の深刻路線は評価しているけれど、特に冬季五輪が好きではない自分にはこの作品の競技の連続と最後の深刻さはそれほど好きではない。
007の中でも結構好きな作品
賛否両論のこの作品ですが、私は好きです。
確かにショーン・コネリーと比べてボンドらしさに欠けますが、見所満載のシーンがたくさんあります。
スキーやボブスレーといったウィンタースポーツをふんだんに取り入れたチェイスは必見です!
途中退屈なシーンが続きますが、だからこそ、いざアクションが始まると目が離せないのです。
ラブストーリーとしても楽しめる本作は、逆にジョージ・レーゼンビーにしかできないと思います。
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