「0011 ナポレオンソロなんぞ目じゃねえぜ」007は二度死ぬ NWFchamp1973さんの映画レビュー(感想・評価)
0011 ナポレオンソロなんぞ目じゃねえぜ
1967年公開
堂々のMI6日本進出。
原作はトレーシーを新婚旅行中に亡くして茫然自失となり
ダブルーオーを剥奪されたボンドが777となって
日本で活躍する話。
イアンフレミングが松尾芭蕉の詩に感動して
本作のタイトルとしたと喧伝されてきたが
実際の芭蕉の句にはそれほど明確な詩はないとか。
初見(テレビ放送)は日本が舞台ということで
ワクワク感半端ない。
同時期に多発されたスパイものから一歩抜きんでるには
派手に行こうと前四作合計額の予算を費やす。
その甲斐あって結構スペクタクルに見えたが
ニンジャはアカンやろ。
強力磁石やリトルネリーが笑いを誘う。
阿蘇の大火口もそれまでのアクション映画の範疇を超えた。
タイガー田中役丹波哲郎は貫禄負けしていないのは流石。
キングコングガールズの若林映子と浜美枝が
ボンドガールを務める。
しかし大作である以上撮影期間は大幅に増え
半年も映画に拘束されるショーンコネリーは
6カ月もプライバシーなしってか!?と激怒し
ボンド役を降りることにした。
70点
1978年4月3日鑑賞
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