「日本紹介映画」007は二度死ぬ 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)
日本紹介映画
東京倶楽部の三本立てで拝見して以来50年ぶりの再見です。
フレミング先生が日本に多大な興味を持った結果生まれた作品で映画も忠実に日本を紹介してくれています。大相撲や冠婚葬祭、銀座の街並みやオリンピック直後の競技場など比較的忠実に報道してくれています。
映画自体は、そろそろ荒唐無稽さに拍車がかかり、スパイというより冒険活劇映画でお話もアクション一本調子です。そもそも単なる民間の犯罪組織が秘密基地から宇宙船を飛ばして米ソを凌駕する、という設定が陳腐で素晴らしい。それがジェームズボンドなんですけどね。
参考 大相撲のシーンで佐田の山が出ているのは有名ですが、支度部屋の背後に綱を締めてもらっている大鵬が映ってます。土俵で相撲を取る東方(向かって左)の関取は琴の若のおじいちゃんの琴桜、その真下の審判は大阪太郎で人気の合った高砂親方(初代朝潮=高見山の師匠)です。大相撲ファンには興奮ものです。
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