「反戦映画の古典」西部戦線異状なし(1930) ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
反戦映画の古典
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再見であるが、最初に見たのはかなり前、子供の頃であるのでほとんど忘れていた。唯一覚えていたのが、撃たれて死んでしまうラストシーンであったが、花を取ろうと思っていたと記憶していたのであるが、実際には花ではなく蝶であった。いちばん大事なシーンなのに、間違って記憶していたと我ながら恥ずかしい。また主人公はイギリス兵かアメリカ兵と思っていたが、ドイツ兵だった(セリフは英語)。もし第二次世界大戦の戦争映画であったら、軍服やヘルメットですぐにドイツ兵と分かったのだが。
いずれにしても、ドイツ兵でもイギリス兵でも大差はなかったのではないか。つまり戦争がどの国民にとっても悲惨であるということであり、強烈な反戦映画に変わりがないのである。これが1930年製作のアメリカ映画だったとは色々な意味で驚きである。
※印象に残ったセリフ
(主人公が敵をナイフで殺した後、神への祈り)
私たちはただ生きたいだけだ
なぜ殺し合うのでしょう
銃と軍服を脱いだら友達になれたのに
※その他
主人公が、チャーリー・シーンとマイケル・J・フォックスを足して2で割ったような顔だった。
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