征服者(1952)
劇場公開日:1953年1月11日
解説
サム・カッツマンが製作し、リュウ・ランダースが監督に当たった色彩西部活劇1952年作品。脚本は「レッドスタリオン 荒原の凱歌」のロバート・E・ケントで、撮影はエリス・W・カーター、音楽はミッシャ・バカライニコフの担当。主演は「永遠のアンバー」のコーネル・ワイルドと「魅惑」のテレサ・ライトで、アルフォンゾ・ベドーヤ、リーザ・ファラディ、ユージン・イグレシアスらが助演する。
1952年製作/78分/アメリカ
原題または英題:California Conquest
配給:コロムビア日本支社
劇場公開日:1953年1月11日
ストーリー
19世紀始めカリフォルニアはこれをロシアに帰属させようとするロシア勢力の手先とアメリカ合併を望む親米派との争いが絶え間なかった。フレドとエルネストのブリオス兄弟はロシア勢力の手先で、ならず者マルチネを使って親米派に対する策動を行なっていた。合衆国の特使歓迎の宴でアメリカ人武器製造商サム・ローレンスの娘ジュリア(テレサ・ライト)にダンスを申し込んで親米派のアルチュロ・ボルデガ(コーネル・ワイルド)に邪魔されたエルネストは、ボルデガに決闘を迫って倒され、代わってフレドが立ち向かおうとした時、マルチネの襲撃が起こった。この襲撃によってローレンスは射殺され、傍らには親米派に対する威嚇状が残されていた。ボルテガはマルチネを操っている陰謀家の正体を見究めるため労働者風に身をやつして山深く分け入ることにしたが、いまやボルテガを恋しているジュリアは、父の仇討ちに連れていってくれと追ってきた。夫婦者を装ってマルチネの仲間に入った2人は、ブリオスとマルチネが通謀し、ブリオスは近くロシア代表ヘレナ姫を迎えて武装蜂起を計っているのを知った。ジュリアは脱走して味方に急を知らせようとしたが、不運にも2人は正体を見破られた。しかしその時ジュリアが放った恨みの弾丸はあっけなくマルチネを射倒した。ボルテガとジュリアは直ちに二手に別れて馬を飛ばした。フォート・ロスへ着いたボルデガはブリオスとヘレナ姫が祝盃を挙げている館へ潜入し、ブリオスと死闘を展開した。その時ジュリアが援助隊を引き連れて到着し、ここに親米派の一団とブリオスの一隊の織りなす攻防戦はカリフォルニアの山野を轟かせた。ブリオスを倒したボルテガの奇智により戦いは親米派の勝利のうちに終わった。カリフォルニアに自由と平和の日遠からぬ今、若いボルテガとジュリアは共に将来を語り合った。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ルー・ランダース
- 脚色
- ロバート・E・ケント
- 製作
- サム・カッツマン
- 撮影
- エリス・W・カーター
- 美術
- ポール・パルメントラ
- 音楽監督
- ミッシャ・バカライニコフ
- 録音
- J・S・ウェストモアランド
- 編集
- リチャード・ファントル
- テクニカラー・カラー・コンサルタント
- フランシス・クーガット
-
Don_Arturo_Bordegaコーネル・ワイルド
-
Julia_Lawrenceテレサ・ライト
-
Jose_Martinezアルフォンソ・ベドヤ
-
Helena_de_Gagarineリザ・フェラディ
-
Ernesto_Briosユージン・イグレシアス
-
Fredo_Briosジョン・デナー
-
Alexander_Rotcheffイヴァン・レベデフ
-
Don_Bernardo_Miranaティト・レナルド
-
Fray_Lindosレンツォ・シザーナ
-
Ignacioベインズ・バロン
-
Pedroリコ・アラニッツ
-
Fernandoビリー・ウィルカーソン
-
Juniperoエドワード・コールマン
-
Juanアレックス・モントーヤ
-
Sam_Lawrenceハンク・パターソン
-
Captain_John_C._Fremontジョージ・エルドリッジ