SAFE

劇場公開日:

解説

化学物質過敏症に陥った主婦の姿を通じて、80年代半ばのアメリカ西海岸のライフスタイルを皮肉に描き出す異色作。監督・脚本は「ベルベット・ゴールドマイン」のトッド・ヘインズで「ポイズン」(91)に次ぐ彼の監督第2作。製作は彼とコンビを組むクリスティーヌ・ヴァションと、ローレン・ザラズニック。製作総指揮は「アイス・ストーム」のジェームズ・シェイマスとテッド・ホープ、リンゼイ・ロー。撮影は「くちづけはタンゴの後で」のアレックス・ネポンニアスキー。音楽は「ガンクレイジー」のエド・トムニー。美術は「シリアル・ママ」のデイヴィッド・ボンバ。編集は「ポイズン」(準主演も)「ベルベット・ゴールマイン」のジェームズ・ライオンズ。衣裳はナンシー・ステイナー。出演は「ビッグ・リボウスキ」のジュリアン・ムーアほか。

1994年製作/119分/アメリカ
原題または英題:Safe
配給:ユーロスペース
劇場公開日:1999年3月13日

ストーリー

1987年、LAの高級住宅街サンフェルナンド・ヴァレー。何不自由ない生活を送っていた専業主婦のキャロル(ジュリアン・ムーア)はある日突然、化学物質過敏症というアレルギー症状に陥る。彼女の周囲を取り巻く壁紙、家具の塗料、スプレー、ペンキ、そして屋外の排気ガスといった化学薬品全てに反応してしまうのだ。キャロルは彼女と同じ症状を持つ人々のコミューン、ニューメキシコ州にあるレンウッドセンターの存在を知り、そこへ向かう。センターで代表のピーター・ダニング氏(ピーター・フリードマン)らの下、キャロルは治療に専念し、少しずつアイデンティティを取り戻していくのだった。

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