「ヒロインの無理やり感が強すぎます」スリー・リバーズ よしさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒロインの無理やり感が強すぎます
水上警察に左遷された刑事が、連続殺人犯を追う物語。
ダイ・ハードで人気爆発したブルース・ウィリスが主演するサスペンス。
ブルースありきの作品だけに、彼の魅力がたっぷり。粗野で大雑把で乱暴で・・・でも、権力にこびずに自らの正義を追い求めるキャラクター。この作品でも、そんな彼の魅力が余すところなく描かれています。
サスペンスとしても悪くありません。サイコを連想させる連続殺人、事件と主人公との係り、そしてラスト。上手に練られていて、納得感もあります。
この作品の私的評価が伸び悩んだ理由は、ヒロインの存在でしょうか。「とって付けたような」という形容がぴったりのキャラクター。
主人公が警察組織に嫌われていることも、その理由も知っているのに警察パーティに誘う無神経ぶり。仲を取り持つ等の行動が伴えば納得感もあるのですが、そんな素振りは一切なし。そんな言動を幾つか見せられたら、嫌悪感を強く持ってしまいます。そして、そんな女性と恋仲になってしまう主人公にも共感を持つことが出来なくなりました。
全体として良い出来だったと思うので、少々残念に感じる作品でした。
私的評価は普通にしました。
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