スナッフ SNUFF

劇場公開日:

解説

映画撮影現場で人を殺すシーンを描いた殺人映画。本当に人を殺したのか話題を呼んで、このシーンの信憑性を出すためにスタッフ・キャストの名前は伏せられている。

1976年製作/アルゼンチン
原題または英題:Snuff
配給:ジョイパックフィルム
劇場公開日:1976年6月26日

ストーリー

アメリカの女優がリオデジャネイロにやって来た。愛人と会うためだ。一方、ある豪邸では、乱交が行こなわれてい、サタンなる男が、三、四人の女たちを殺人狂に仕立て上げ、理由もなく残虐な方法で痛め、そして殺して行く。場面は撮影現場となり、映画を撮り終えた監督が、出演女優の一人をほめ、ベットに押し倒す。だが性交を拒む彼女。突如、監督は気が狂ったようにナイフを取り出し、恐怖におびえる彼女の肩を切る。更に指をペンチで、腕を電気ノコギリで、最後には失神した女の腹をナイフで裂き、はらわたを両手でつかみ高々と持ち上げて叫び狂った。やがて、スタッフの声が聞こえてくる。画面は黒くなってゆき、「やばい逃げろ」と聞こえてくるのだった。

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スタッフ・キャスト

字幕監修
野中重雄
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映画レビュー

1.0仙台東映パラスで鑑賞

2024年5月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ラストのあの下り以外は覚えていない

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ムーラン

2.5アイデア勝負でボロ儲け

2024年4月18日
iPhoneアプリから投稿

自主制作映画を途中で予算が尽きて未完成となっていた、結末部分が撮られてない映画を安く買い叩いて、その最後のところだけ全然関係ない出演者で追加撮影して繋ぎ合わせ、似非ドキュメンタリー風の“実録”であるかのようにに仕立て上げてデッチ上げた、お見事アイデア映画。

更に宣伝効果を狙って、金払ってサクラを雇い、インチキ上映反対運動派による騒ぎも、デッチ上げるという念の入りようで、その海外での(インチキとは知らずに)動向も後押しして「本当の殺人シーンが映っている映画」という鳴物入りで我が国でもヒットを飛ばしたようでした。

私自身はそういうには引っ掛からないので、劇場では未鑑賞、のちのどんなもんかと興味で観てはみました。

まあある意味、脱帽です。

「世界残酷物語」
「グレート・ハンティング」
「ジャンク」
「シャーク」

などなど、一頃は主にイタリア辺りを中心に、このようなヤラセのインチキ・ドキュメンタリーな、見せ物小屋的映画が流行った時代がありましたとさ。

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アンディ・ロビンソン