ストリート・オブ・クロコダイルのレビュー・感想・評価
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たった20分、唯一無二の今でも斬新な世界観!!
約36年前に劇場で初体感した時は衝撃を受けました。
唯一無二、クエイ兄弟だけの独特な芸術的映像です。
36年経って、それがはっきりと証明されました。
誰もこのようなダークでエグい世界観を生み出せるクリエイターは居ないので。
ノーラン?大袈裟に言わせていただくなら、世界観では足元にもおよばないのでは。
(商業芸術と芸術を一緒には出来ないのですが。ノーランさん、本当は芸術家になりたかったのかなぁ)
クエイ兄弟最新作を劇場で観た後なので、久しぶりにテレビ画面で視聴。
最初の唾たらりと魂を吹き込むシーンからもう最高〜!
メカニックが笑う、ネジがほこりの上を踊る、
糸が緊張感を醸す、脳なしドールが舞う、、、
ダンス、ムーブ、ライティング、ピンボケ感、質感(手触り感)、全ての要素・つくりが素晴らし過ぎる!!
鼻つんドールの目玉は生きている眼差しを感じるし、舞台の仕掛け空間は息をのむほど素敵だし、どれもこれも独自の魅力があって堪りません。
この映像が今現在アマゾンプライムで手軽に見られるなんて、いい時代になりましたねぇ。しかも多数の短編まで一緒に見られます。Amazonさん、この作品のチョイスはえらいっ
この映画について、ああだこうだ長々と言う必要はありません。
見れば素晴らしさが分かりますから。
音楽もGOODですよ。
この作品のレビュー数が映画.comに少ないのは非常に残念です。
※修正済み 2025年8月2日
クレイアニメーション
初クエイ。
クエイ兄弟の代表作と言われるこの作品。20分と短めだが撮影にどのくらいの時間を要したのか想像もつかない。
冒頭で(これは箱庭)というような映像がある。兄弟はまさに世界の創造者である。クレイアニメの持つ寂しさや恐さなどを突き詰めている。急に出てくる「肉」に(やばいものを観ている)という気持ちが高まる。
わかりやすい物語はなく、細部への徹底したこだわりと異世界の表現を味わう作品。これ以上長いと観客側がもたない可能性があるだろう。
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