劇場公開日 1998年5月2日

「唯一無二のSF」スターシップ・トゥルーパーズ Minaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0唯一無二のSF

2017年11月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

この世界観、映像…「SF映画」としてはだいぶ浮世離れしていると思うが、それでも違和感無く観賞することが出来るのはポール・ヴァーホーヴェン監督だからだろうか。私は彼の監督作品の中で最も気に入っているのだが、本作(本シリーズ)は"グロくてキモい"ため、人には中々勧めにくい作品である。

こういう映画は好きな人だけ愛せば良いのだろうか。また、同年代のSF作品と比べると、小道具のチープさを感じるのだが、そのB級感のある雰囲気もポール・ヴァーホーヴェン監督の持ち味と言える。
本作はSF戦争映画という言葉が最も当てはまるのだが、徹底的に反戦思想を固めているのがミソである。本作を観て地球連邦軍のやり方に多少の不信感を抱いたり、あからさまなニュース映像もその思想を助長している。ニュース中の台詞、「もっと知りたいですか?(日本語吹き替えは確かそうだった)」 は好きな台詞の1つだが、良い所だけ切り取る様なニュース映像と、戦地では腕が千切れ、内蔵が飛び出して苦しみながら死んでいく機動歩兵隊がわんさかいるのである。兵士になれば市民権を得られるというトンデモ設定も反戦思想の現れだろう。

昆虫型エイリアンの大群、無惨な機動歩兵隊の遺体の数々、突然のサービスショット等のB級スタイルの超A級大作、未来に残したい名作だと思う。主演のキャスパー・ヴァン・ディーンは本作以降大作に恵まれず、「エイリアン2」のランス・ヘンリクセンと同じ運命を辿ったが、今どうしているのだろうか。。。

Mina