スターゲイトのレビュー・感想・評価
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あの兜欲しい!
前情報全く無しで鑑賞。
29年前の映画だが、流石エメリッヒ監督映画!
随所に見応えあるシーンが満載で、童心に返りながら鑑賞できた。
以下良かったと思った点
▽特撮、CG
この映画、やはりディテールへの拘りが見所。
今見てもカッコいいものがてんこ盛り!
・ゲートを潜るシークエンス
・クソデカラクダ?
・石板とゲート
・ラーの秘密兵器?
・神官?の鎧、特に兜の収納ギミック
・ピラミッドUFOの展開ギミック
ディテールだけでなく、砂漠の星の広大な風景の広がりも感じられる。撮影の上手さなのか。
制作時期は、CG本格導入の過渡期のはずなので、特にピラミッド周りは、どこまでがミニチュア、マットペインティング、CGなのか調べたくなった。
▽脚本
砂漠の星の民?の描写がステレオタイプすぎるとか言われそうだが、子供と戯れるオニール大佐(カートラッセル)の愛嬌で100点。。とても良い!!
妙に暗い脚本にしたりオリジンを掘ったりせず、サクッと二時間で終わらせるのがとても好感。
(最近、この手の映画に食傷気味)
大風呂敷にみかん一つ
エジプトでスターゲイトが見つかり、アメリカ軍は秘密裏に研究を進めていた。
ある若手の学者が謎を解き、ゲートを通って別の星に行くことに。
昔のエジプトにタイムスリップした感じ。
歴史ロマン活劇?
エジプト古代文明の宇宙人創造説を膨らませたスペース・アドベンチャーかと思いきや奴隷化した古代エジプト人の末裔を救う歴史ロマン活劇でした。公開時観ていたのですがほぼ忘れてテレビで再鑑賞。
スターゲートとは星間を繋ぐワームホールの扉、宇宙人はUFOに乗って来たのではなくワームホールを伝ってエジプトに来たという設定、ワームホールはあったとしてもブラックホールのようなもので人の行き来に使える代物ではないのですがそこは映画ですから、ただ宇宙服も着ずに徒歩で向かうと言う設定はあまりにもラフでしょう。それでも未知の惑星にエジプトと似たピラミッドを目にした時は、理屈抜きのロマンにやられてしまいました。
考古学者のダニエル(ジェームズ・スペイダー)は童顔なのでとても博士には思えないところが難ですし、謎解きがあっけなさすぎるので拍子抜け、まあロマンス絡みがメインなので良しとしましょうか。宇宙人といってもラーは寄生生命体で実体不明、しかも一体だけのようなのでスケール感がありません。ラーの兵士も古代エジプトの獣神の仮面を被っての雰囲気づくりは分かりますが漫画チックです。突っ込みどころには事欠きませんがエメリッヒ監督なのでエンタテインメントとしては楽しめました。
本作は一応SF映画ではあっても、そんな高尚なことやるつもりねーし、面白くてオタク心が震えるのをやりたいだけなの!という製作態度の潔さが良いのです
いや~面白い!
オタク心を震えさせます
あまりにど真ん中に直球で投げてくるので、観ているこっちが気恥ずかしいくらいです
中二病全開です
冒頭はインディージョーンズの第一作失われたアークぽいです
コロラド州の核ミサイル基地跡に作られた地下28階の秘密研究所は、タイムトンネルのアリゾナの地下施設が元ネタで、エヴァンゲリオンのネルフ本部の元ネタになっているぽいです
ビンビンとオタクの琴線を震わせます
スターゲイトの造形はコンタクトのシステムぽいですが、元ネタは本作です
本作は1994年
コンタクトは1997年
エヴァンゲリオンは1995年です
とはいえスターゲイトで遷移する映像は2001年宇宙の旅での本家スターゲイトが元ネタで、綺麗になっただけで変わり映えはありません
起動したスターゲイトの円形構造物の中心の空間が水面のように白く発光して、そこに逆光となった調査隊が進入していくシーンは未知との遭遇のマザーシップのあのシーンを思わせます
後半は少しダレてちょいとつまらない
オタク成分が不足です
急性オタク成分欠乏症を発症してしまいます
とはいえ、古代エジプト好き、それも古代文明関係の展示会があれば必ず博物館に足を運ぶようなレベルの方ならば十二分に楽しめます
豪華なセット、衣装が目に楽しいです
アース・ウインド&ファイヤーの名盤「太陽神」の長岡秀星による超有名なアルバムジャケットの燦然と輝く黄金のピラミッドような映像が楽しめます
これはテレビシリーズも製作されるのは当然でしょう
2000年のブライアン・デ・パルマ監督の「ミッション・トゥ・マーズ」と古代遺跡のところがちょっと似ていて、いつも記憶がごっちゃになってしまいがちです
そちらは真面目にSF映画を作ろうとして滑ってヤケドしているのに対して、本作は一応SF映画ではあっても、そんな高尚なことやるつもりねーし、面白くてオタク心が震えるのをやりたいだけなの!という製作態度の潔さが良いのです
本作のこの姿勢が、あの名作「インデペンデンス・デイ」に進化して行くわけです
オタクなら必ず観ておくべき作品です
子供の頃結構観てたなあ♪
別次元の世界へ行ったら未知の文明とサイコなパワーの邪神がいた! 懐かしいなあ♪ エネルギー弾?を撃つ杖?欲しいな(笑) いつかまた会おう、ジャクソン博士!
劇場公開時鑑賞。ジェイムズ・スペイダーの名前を覚えただけ。
ビジュアルは派手だったが、話自体は特に印象に残らず。
後年テレビドラマ化されたソフトがレンタルショップに大量に並んでいるのを観て、そんな面白かったっけ? とびっくりしたものでした。
もう少ししっかりと人を描いて欲しい。
古代遺跡は遥か彼方の宇宙と繋がる扉だった。考古学者と特殊部隊が扉を潜ると異世界が広がり・・・と言うストーリー。
1990年代のSF作品。それなりにお金をかけた大作の部類なのでしょうが、個人的には極めて中途半端な作品のように感じました。
現在の技術との比較は可哀想ですが、VFXの出来も不十分。人の描き方も不十分。1回死んだ人間が生き返る事が出来る設定で、戦争の悲惨さが消えてゲーム感覚を覚えてしまいます。
ラストに考古学者が「残る」と言い始めて閉口。恋仲になった女性がいるとはいえ、軽過ぎます。
特に気になったのが、相手のUFOを撃墜する場面。UFOの中には年端もいかない子供も乗っていたはずで、簡単に撃墜してしまうストーリーは少々受け入れがたく思いました。
6000万ドルの意味。
中盤からラストにかけて、この映画の制作費が6000万ドルもかかった意味がわかりました。ストーリーはよくある話だけれど造形や映像、台詞回しや細かな演出においては、なかなかのものでした。
「壮大なスケール」とはこれのこと
すごい展開力。どうなる?次、どうなる?って驚きの連続。
やっぱりこの頃の映画はスケールが大きいです。セット、美術の力の入れようったらハンパではありません。
いたるところで、脱力シーンもあるわけですが、笑って許せるのも本気度があればこそ。手抜きではありません、マジでやってるんですっていう気迫あればこそ。
ラスト見て気づきましたが、「アバター」のラスト、これ参考にしてるじゃないでしょうか。主人公が異星に残るという決断、あと、しめ方(ロゴ出し)のタイミングが酷似。
当時より、今だからこそ価値のわかる映画。
元祖スターゲイト
私はドラマ「スターゲイトSG-1」を見た後に映画版を見ました。
ドラマの1話を見たとき「これ2話?」って思って前作(映画)を知りました
出演者も設定も違うので戸惑いましたが、これはこれで良い作品でした。
「スターゲイトSG-1」や「スターゲイト アトランティス」を見ている方は、物語の始まりをチェックした方が良いと思います
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