「16年間・・・‼️」スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)

3.516年間・・・‼️

2023年9月20日
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私はスター・ウォーズが大好きだと思ってた‼️でも「ジェダイの帰還」から16年ぶりのこの作品を観た時、私はスター・ウォーズが好きではないと自覚した‼️私が大好きなのはスター・ウォーズのエピソード4〜6なのだと‼️スター・ウォーズの壮大な歴史の中で、ルーク・スカイウォーカーやハン・ソロ擁する反乱軍が、ダースベーダー率いる帝国軍の圧政と戦った3つのエピソードを愛してるのだと‼️創造主であるジョージ・ルーカスも自分が考えた物語の中で一番面白いからエピソード4〜6から先に映画化したと語っていました。そしていよいよ自身が考えるあまり面白くないエピソードであるこの作品を映画化するにあたり、追い風だったのはCG技術の進歩の凄まじさであり、向かい風だったのは意外に早かったジョージ・ルーカスの映画人としての才能の枯渇‼️禁輸処置や税金の優遇措置を盛り込んだストーリーが世界中の映画ファンに熱狂的に迎えられると本気で思ったのか?フォースという偉大な力をミディクロリアンという数値で表したら世界中のSWファンが怒り狂うと思わなかったのか?ジャー・ジャー・ビンクスというキャラを創造し、アーメド・ベストの声を吹き込んだのを聞いてウザいと感じなかったのか?見せ場であるポッドレースをフルCGで描いて「ベン・ハー」のような迫力が出せると本気で思ったのか?アナキンが大活躍(?)する超ショボい空中戦でSWファンを満足させられると本気で思ったのか?SWはSFX満載の戦争活劇であって、政治映画ではなかったはず‼️なぜこんなめんどくさい作風になったのか?ここから帝国軍が支配していた時のような暗黒時代、ディズニー傘下の作品も含めてSWというフランチャイズにとっての悪夢のような時代が始まったわけですが、この「エピソード1/ファントム・メナス」にも若干の救いどころがあって、優雅な共和国を象徴する流線形の飛行船のデザインや、日本の歌舞伎を思わせるアミダラのメイク‼️これは賛否あるかもしれませんが、成功していると思う‼️オビワン役のユアン・マクレガー‼️アレック・ギネスほどではないがハマり役‼️そしてダース・ベーダーと並ぶダース・モール‼️まるで鬼のような容姿で両刀のライトセイバーを操る姿はほんとカッコいい‼️そしてクライマックスのライトセイバー戦はスゴいことにSW史上最高のライトセイバー戦‼️アクロバティックなダース・モールの戦闘スタイルはホント最高‼️だがこれらの救いどころも前述の救いようのなさによって相殺されてしまい、冒頭のオビワンのセリフ「嫌な予感がする」の通り、なんともモヤモヤの残る作品となってしまった‼️でも許そう‼️なんたって、この作品はスター・ウォーズなんだから‼️そして最後にもう一回オビワンのセリフ「嫌な予感がする」‼️

活動写真愛好家