スサーナ
劇場公開日:1987年7月25日
解説
悪魔的な女性と、彼女に翻弄される家族を描く。製作はセルヒオ・コーガン、監督は「欲望のあいまいな対象」のルイス・ブニュエル、脚本はマヌエル・レアーチの原案を基にブニュエル、ハイメ・サルバドール、ロドルフォ・ウシグリが共同執筆、撮影はホセ・オルティス・ラモス、音楽はラウル・ラヴィスタ、美術はグンテル・ヘルソ、編集はホルヘ・ブストスがそれぞれ担当。出演はロシータ・クィンタナ、フェルナンド・ソレールほか。
1950年製作/メキシコ
原題または英題:Susana/Demonio y carne
配給:ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画
劇場公開日:1987年7月25日
ストーリー
嵐の中、刑務所の柵を破って脱走したスサーナ(ロシータ・クィンタナ)は、信仰深い大農場を経営する一家に助けられる。居候として住みついたスサーナは、家長グアダルーペ(フェルナンド・ソレール)やその息子アルベルト(ルイス・ロペス・ソモサ)らを自分の魅力を振りまいて、次々に誘惑していく。使用人のヘスス(ヴィクトル・マヌエル・メンドーサ)は、ある日通りすがりの警官から脱走した女囚の話を聞き、それがスサーナであると直感して、それを口実に彼女に近づこうとする。色仕掛けの罠にはまった家長を唆かして妻カルメン(マチルデ・パロウ)を離縁させ、その後釜に坐ろうと画策しているスサーナは、相手にしない。じっと耐えていた妻はついに、夫との仲を嫉妬し、激情に駆られてスサーナを痛めつけ始める。そこへ、ヘススが警官を連れてやって来る。スサーナは逮捕され、家族達は目が醒める。翌朝、一家はスサーナが去り、秩序が戻ったことを神に感謝するのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ルイス・ブニュエル
- 脚本
- ルイス・ブニュエル
- ハイメ・サルバドール
- ロドルフォ・ウシグリ
- 原案
- マニュエル・レアーチ
- 製作
- セルヒオ・コーガン
- 撮影
- ホセ・オルティス・ラモス
- 美術
- グンテル・ヘルソ
- 音楽
- ラウル・ラビスタ
- 録音
- ニコラス・ド・ラ・ロゼ
- 編集
- ホルヘ・ブストス
- 字幕
- 野谷文昭