劇場公開日 1998年7月25日

「人の心と闇、そして社会」スウィート ヒアアフター まりぽっささんの映画レビュー(感想・評価)

3.0人の心と闇、そして社会

2021年2月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

※原作『この世を離れて』未読

スクールバスの事故で22人の子供が犠牲になり、責任の所在を追求しようと立ち上がった弁護士。遺族らを説得し訴訟を起こす準備を進めるが、生き証人の思いもよらぬ証言が事態を変えていく。

人は誰も闇を抱えていて、この閉鎖的な町ではそれらが絶妙なバランスで成り立っている。見えないルールによって人々は生かされているのだ。
…という世界観。かな?

全体的にのっぺり展開するし、ちょっとわかりにくい描写が多かった印象。
時間軸の交錯も、不必要に差し込み過ぎて特に前半はどの時点を切り取っているのかわかりにくい。

内容も特に面白いストーリーでもないし、映画としては退屈だったな…。あとから小説原作と知ったけど、文字情報の方がニコールの内面に近付けるかもしれないので、小説なら面白いかも。

まりぽっさ