酔拳2のレビュー・感想・評価
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スタントマンを主人公にしたアクションの塊の様な映画
やっぱり凄いよ。
香港のスタントマンの組合会社が制作した映画だ。
ジャッキーも凄いが、普段は日の目の当たらないスタントマンを主人公にしたアクションの塊の様な映画だ。
中国の歴史や歴史のイデオロギーは抜きで見るべきだ。
最後の工業用アルコールはメタノールで、ホルムアルデヒド(劇物)に代謝して、大変な毒性を持つ。飲んだらほぼ死ぬか失明する。命も心もかけて香港を英国から救った英雄ってところだ。
ジャッキー、四十にして惑わず!
実在の武術家、ウォン・フェイフォンをモデルにした人気カンフー映画の第2作。
英国領事館を通して国宝の横流しを行う悪党たちにフェイフォンが立ち向かう。
主人公フェイフォンを演じるのは、前作と同様ジャッキー・チェン。
少年時代、この映画を観てジャッキーに憧れた男子は沢山いたはず。自分もその1人です。
とにかくジャッキーの体のキレが凄まじい!
当時40歳とはとても信じられない!
列車に乗り込むという様な、何気ない場面ですらとんでもないことをしているのがジャッキー流。
映画の冒頭からカンフーを披露しまくっている贅沢な作品。
特にクライマックスの製鉄所でのバトルは映画史上に名を残す名場面でしょう!
敵役のジョンの脚技の素晴らしさは必見!漫画でしか観たことない様な技のオンパレードです。
確かにクライマックスは素晴らしい!
…が、そこに至るまでの過程は正直イマイチかも。
ジャッキー映画に物語性を求めてはいませんが、それにしてもお話が退屈。
映画冒頭でフェイフォンと闘う軍人武術家マンケイが再登場してからがこの映画の本筋だと思うのですが、そこまでが長すぎる。
コメディ要素はジャッキー映画には欠かせないものですが、もっとお話の中に組み込むことが出来たはず。
マンケイの登場をもっと早めるだけで、ストーリー性がグッと強まる様な気がしたのでそこは残念。
あと、本作のフェイフォンの年齢はおそらく10〜20代くらいだと思うのですが、流石に40歳のジャッキーでは違和感がある。
継母役を演じたアニタ・ムイよりジャッキー年上だし…
無理に若者設定にする必要あったのか?
子供の頃に観た時はジャッキーかっけー!という印象しかなかったが、今観ると気になる点もチラホラとある。
とはいえ、白い武道着に着替えたジャッキーの神々しさは歴代No.1のカッコよさじゃないでしょうか!
いかにも中国っぽいBGMはサイコー!使い方も上手い!
清朝末期という世界観を再現した衣装や建物も雰囲気バッチリ!
「水能載舟 亦能覆舟」の言葉、お父さんがフェイフォンに向かって言う時と、ラストバトルに挑むフェイフォンの扇に書かれている時とで意味が違うんですよね。
酔拳は自らにとって諸刃の刃となるという意味で使われた言葉が、自らが大河となって悪を挫くという意味に変わっている所は中々粋だと思います。
自分のパーソナリティを決定付けた特別な一本。
これぞ酔拳!これぞジャッキー!
これぞ酔拳!これぞジャッキーアクション!満足な作品でした。
ジャッキー映画のあるあるですが、前半のストーリーは茶番の連続(笑)あんまり、意味のない展開。。ちょっと頭の悪い会話や行動。。ツッコミどころが多いですねぇ。ただ、そんな中でも、カンフーアクションのシーンは冒頭から華があって見ごたえがありました!そして、一番の見せ場は、クライマックスの製鉄所突入のシーン!ジャッキーらしからぬ(失礼?)、シリアスで息を飲むような展開、アクションシーンも大ボリュームでお見事でした。ここのシーンのジャッキーはホントにカッコよかった!敵ボス・ロウ・ホイクォンの足技のクオリティもスゴかった。他のカンフー映画もそうだけど、敵役がしっかりしてると、いい映画になりますね。アルコール原液のイッキ飲みは若干ひいてしまったけど笑 それ以降も若干狂気的で微妙にトーンダウン。。
それにしても、斬新な締め方(笑) と思ったら、封印された裏エンディングがあったんですね。なかなか、エグいエンディングですね。。
メイキングシーンが多めに見れたのも嬉しかった。
それにしても、同じウォン・フェイフォンの作品でも、ジャッキーとジェット・リーでこんなにもキャラクターが違うもんなんですね。
おばさんが面白い
クライマックスジャッキーが工業用アルコールを飲んで顔が真っ赤になりすぎて、かっこ悪いのに強くて面白いのがかっこいい。敵が鉄工場の社長で国宝を外人に売り渡す悪事をしていたのだが、警察を呼んだ方がいいんじゃないかなと思った。ジャッキーのお母さんのコミカルな表情と動きがとても面白かった。ただ特訓場面がないのが寂しかった。
(追記)
午後ローで録画したのを見返した。改めてジャッキーのアクションが凄まじく、傑作と言われる事に納得した。特にクライマックスの格闘アクションは火の出るような迫力だった。
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