「戦争は繰り返してはいけない」シンドラーのリスト れみさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争は繰り返してはいけない
第2次世界対戦中のドイツ。裕福だった商売上手なユダヤ人達は国の政策によって酷い扱いを受けていた。無情な殺害は日常茶飯事であり、ドイツ人にとってユダヤ人はネズミやシラミ同然であった。
シンドラーは軍人では無い、街のドイツ人商売人であった。戦争時に必要な日常品を工場で製作する事で多額な利益が生まれる事を発見する。初めは金にしか興味が無い人あたりが良いシンドラーだったが、だんだんと工場で働くユダヤ人達を人としてみる様になる。終いには、工場で得た利益をユダヤ人達を救うための軍資金として使うようになる。
戦争という非常事態で、普通の男が人殺しになる中、シンドラーは人間の一番大切な部分を保ち、終戦後も尚「もう一人でも救えたかもしれない」と、工場開設当初の自分を悔やんだ。
戦争なんてしてはいけない。阻害されるべき人種や国なんてないんだ、と強く思わされる作品でした。是非中高生の若い方々に見て頂きたい。
コメントする