劇場公開日 1982年2月27日

「カラッカラに乾いた」白いドレスの女 小二郎さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5カラッカラに乾いた

2013年12月12日
PCから投稿

興奮

久々に見直してみると昼メロ感が強すぎるような気がする。
記憶の中では超ハンサムだったウィリアム・ハートも案外普通のオッサンだった。

それでもやっぱり
キャスリン・ターナーの悪女っぷりはカッコイイ。
白いドレスから零れ出た太モモ、これに敵うものはない。

弁護士役ウィリアム・ハート、
ラストの何とも言えない表情がイイ。

その他、若き日のミッキー・ロークなど見所も満載。

ラストに進むにつれ二転三転するストーリー、
昼メロでありながらカラッカラに乾いた不謹慎さを貫いている。

この映画が名作なのは、犯罪を暴くサスペンスというだけでなく
罪を犯している人間の自覚の無さ、どうしようもなさ、救いようのなさを、淡々と描いているからだと思う。



最近観た『悪の法則』で、本作のセリフが引用されていた。
たしかに主題が少し被るなあと思った次第。

小二郎