知りすぎていた男のレビュー・感想・評価
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Veryヒッチコック
中東の観光ロケ、ハリウッド正統派俳優、派手なプロット、巻き込まれ型、グルーム感抜群のスリラー、ブラックなユーモア、ヒッチのヒッチたらしめる特徴の総てが詰まった作品です。ケセラセラとシンバル、映画史に残る名作です。
ヒッチによると、似たようなタイプに見えますが、スチュアート先輩はよりエモーショナルに、グラント先輩はよりユーモアに特質があるということです。
髪金のドリス・デイ♥『なんで我が母はドリス・デイ見たくないんだ』
髪金のドリス・デイ。『なんで僕の母親はドリス・デイ見たくないんだ。』って思って育ちましたからね。
僕の母親は『ケ・セラ・セラ』とは言わなかった。『勉強しなさい。金持ちになりたけりゃね』って言っていた。だから、僕は今でも貧乏。まぁ『なるようになるさ』
古いアルバート・ホールでしたね。勿論、行った事はないけど。
追記 Mrs. GR●EN AP●LEの『ケ・セラ・セラ』カバー曲じゃないんだ。
『Whatever will be, will be♥』
【”ケ・セラ・セラ”神に仕えし者の企み。ラストの銃口と音楽を交錯させたシーンは、興奮と緊張感を高める秀逸な演出である。】
■ベン(ジェームズ・スチュワート)とジョー(ドリス・デイ)のマッケンナ夫妻は、息子・ハンクと共に休暇でアメリカからモロッコを訪れていた。
ところが、知りあったばかりのフランス人スパイ、ルイ・ベルナールがベンの腕の中で謎の言葉”ロンドンで重要な人物が殺される・・”を残して背中を刺されて死亡する。
夫妻は息子が誘拐され、イギリスへ連れ去られたことを知り…。
◆感想<Caution! 内容に触れています。>
・モロッコのどこか長閑なシーンから、ロンドンのアルバート・ホールで行われようとした、緊迫感溢れるコンサートシーンとの対比が見事。
・首相を”叫び声”で銃弾から救った歌手のジョーが、皆の前で歌う”ケ・セラ・セラ”がハンクの耳に届くシーンも秀逸である。
<今作は、某国大使館が企んだ演奏会のシンバルの音に合わせての首相暗殺シーンの緊迫感を抱いた演出が見事な作品である。>
ヒッチコックらしいこだわり
リメイクの作品とのこと(鑑賞後の製作ストーリーで知りました)でしたが、随所にこだわりと工夫があって、いいですね。もう現代ではレトロな電話などのシーンはあり得ないいっぽうで、スーツケースを携行して車を多用する旅行スタイルは今なお継承されており、少々の旅行者気分に浸れます。DVD鑑賞は、付帯の製作ストーリーが備わっていて、これがまたいいんですね。
なんか、意味不明(細かいことは気にするな?笑)
知りすぎたって何を?自分のことを知られすぎた男が、スパイの死ぬ間際に犯人のいる場所を伝えられて、子供を知らない人に預けちゃって、ピンチを自ら切り抜けようとする。うーん。イギリス警察が自国のことは自国でやれよ的にアメリカ(?)を揶揄していたのは笑えた&ケセラセラの歌はよかったです。
巻き込まれていく、その先。
一言「あー、もうどうなるん?!」
最近ヒッチコック監督の映画感想が多いのは。
NHKーBSで連日放送されているからなんです。
全然見てないしね。
最初は話の筋がよくわからす。脳内に?の嵐。
その割には飽きない。わからないのが、謎解き風なので興味深し。
夫(医師)と妻(歌手)と、息子(5歳位)。
呑気に乗合バスに乗っていたら、小さいトラブルに遭い。
それを機に次々、事件に巻き込まれていくのが「えらいこっちゃ」状態。
誰が黒幕?云々より、主人公が家族の危機を乗り越えていく、タフさや機転。
応援しちゃいました。先が見えないだけに。
時々ちょいコミカルな描写も、いいアクセント。
クライマックスのオーケストラシーン。
音にかき消されて、セリフが聞こえず。夫婦の身振り手振りのところは。
観客の想像力をかき立てて、余計盛り上がる。
“アカデミー賞歌曲賞を受賞した「ケ・セラ・セラ」はあまりに有名“。
「なぜ有名なのか」は、物語のキーポイントだったからかしら?。
全体を通して、その後の作品に影響を与えたところも感じられました。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「大使館は治外法権」
知らない人を信頼してはいけない
ジェームズスチュアート扮する医師ベンマッケンナは親子3人でバスに乗りマラケシュへ向かっていた。たまたまベルナールなる男性が話しかけて来た。しかし、市場でそのベルナールがロンドンで暗殺があると口走り殺された。ベンは参考人で警察の取り調べを受けるハメになった時息子がさらわれた。
旅行先でトラブルに巻き込まれるのはかなわんね。子供を人に預けたり知らない人を信頼してはいけないと言う事かな。子供をさらわれては身動きとれないな。ずいぶん前に観た作品だけど、展開を忘れていたからそれなりに楽しめたよ。
タイトルが最高だよね
前半の異国情緒漂う感じもストーリーをより霧に巻いているようで素敵だし
あのラストのほっこりする感じもすき。
ジェームススチュアートはやはり最高だよな~
あの渋さと、今作ではスタイルの良さにもびっくりした!
ドリスデイもどんどん素敵に見えてくるんだよね~
ケセラセラ~も素晴らしい歌のように聞こえましたな
ケスェラ~スェラ~~
この連休(自粛期間)でヒッチコックの代表作を観てきました。
せっかくなので、マイベストヒッチコックを。
1.鳥
2.ダイヤルMを廻せ!
3.サイコ
4.ロープ
5.見知らぬ乗客
やっぱり鳥はナンバーワン。"鳥"要素だけを使ってあれだけ恐怖心を煽るのは天才としか言いようがない。そして、ダイヤルMを廻せは最初の方に観たのですが、これも衝撃が忘れられない。この構成で作られた物語がラストまで緊迫感を保ち続けるのが凄い。(死に方も凄い)
あとヒッチコックを語るに欠かせないサイコ。
そして、ワンカットに魅了されたロープと、テニスの試合のワンシーンで衝撃が走った見知らぬ乗客。
本来なら、「めまい」や「裏窓」も欠かせないのだろうけど、この二作は"何度も観てさらに作品の良さが深まる作品"かなと。ベストは衝撃度で選んでしまった部分があるけど、この二作は心理にもっと深く踏み込んでいる。何度も観て大事な一作になるイメージが強いです。
しかし、英国時代の作品は全然手をつけれていないし、
ファミリープロットやら海外特派員といったやや埋もれた作品は観れていないので
楽しみとしてとっておきます。
ヒッチコックが最も油の乗っていた時期の最高峰の傑作だ
ヒッチコック映画の最高峰のひとつ
正に何から何まで映画作りの名人の技
最高の娯楽映画だ
本作はもともと1934年の暗殺者の家のセルフリメイク、原題はThe Man Who Knew Too Muchで同名
だから彼の中で特に熟成された作品だといえる
音楽が中心になる作品だから、そこに歌手のドリス・デイを起用する配役も素晴らしい
そして彼女に歌わせる主題歌ケセラセラもまた素晴らしい!
あの世界的な有名曲で映画音楽の枠を超えて永遠のオーディーズポップスだ
また二度登場するその使い方も感嘆するばかり
特に二度目の歌唱シーンは息子の無事を知る為に声を張り上げ、息子ごそれに指笛の歌で応えるシーンは感動を呼び涙がこぼれる
ドリス・デイは歌ばかりか演技も見事で、息子の誘拐を知って錯乱するシーンでの演技力はどんな大女優にも負けない完璧さだ
ジェームズ・ステュアートとヒッチコックの相性はもちろん最高で言うこと無し
安心して観ていられる
圧巻なのはロイヤルアルバートホールでのロンドンフィルオーケストラの公演シーンだ
冒頭と後半の二度登場する
指揮者は音楽担当のバーナード・ハーマンその人
曲は1934年のオリジナル曲を彼が編曲し直したもの
弦楽器、ソリスト、コーラスと展開し
ティパニーの連打、そしてシンバルの一撃!
気持ちよさそうに指揮棒をふるバーナード・ハーマン
彼はなんと本人役となっており、本編のロイヤルアルバートホールの入口のポスターに曲名と共に彼の名前がデカデカと大書きされているシーンがある
無数の映画の歴史の中でも最高の音楽の使い方ではないだろうか
ユーモアやウイットも見事な配分で、全てが解決して最後の最後のユーモアなラストシーンで終わらせるのは見事というしかない
ヒッチコックが最も油の乗っていた時期の最高峰の傑作だ
マッケンナ一家vs巨大な陰謀
「知りすぎていた男」DVD 字幕版で鑑賞。
*概要*
モロッコで観光してたマッケンナ夫婦と息子がある謎のフランス人と出会ったことがきっかけに暗殺と巨大な陰謀に巻き込まれていくサスペンス。
*主演*
ジェームズ・スチュワート
*感想*
ヒッチコック作品巡り第六弾!これまたジェームズ・スチュワート主演!
今回は、ある一家が誘拐、暗殺、巨大な陰謀に巻き込まれていくというシリアスな内容。
アクションシーンが多くて、割りと面白かったと思います。老夫婦、暗殺者、ダイイング・メッセージなど、伏線がちょいちょいあって、話のテンポも丁度良かった。(^^)
ただ、最後の終わり方は、あれ?これでもうおしまい?!って感じだったので、個人的にちょっと物足りなかったな。。。
さすがはヒッチコック。 いやーこれは面白い。ドリスデイの勘の良さで...
さすがはヒッチコック。
いやーこれは面白い。ドリスデイの勘の良さで何かが起こる予感。そして最初の殺人からはドキドキハラハラの連続。えーこいつ、そうだったのか、あー、音楽が終わりそうだ。目が離せません。
エンディング、やけにあっさり(笑)
これぞ匠の技!
パリの学会に出席した後、妻子と共に観光でモロッコを訪れた医師のベン。フランス人のルイと知り合うが、実はルイはスパイで、某国首相が暗殺されるという伝言をベンに残して殺される。間もなく犯人はベンの息子を誘拐、ベンと妻は息子の行方を追う…。
アルフレッド・ヒッチコックの1956年の作品。
お得意の巻き込まれ型サスペンス。
主人公が直面する危機をハラハラドキドキたっぷりに描写。
演奏会場での暗殺シーンは最高のスリルと興奮。
所々ユーモアも交え(“アンブローズ・チャペル”違いはよくよく考えたら笑える)、その演出にはもはや余裕すら感じる。
「知りすぎていた男」と言えば、“ケ・セラ・セラ”。
序盤、子供に歌い聞かせていたこの歌が、終盤、実に巧い使われ方をする。
ヒッチコックがまだイギリスで活躍していた頃の1934年の「暗殺者の家」の再映画化。いわゆるセルフリメイクである。
しかしながら全く別のアイデアで撮られ、「『暗殺者の家』はアマチュアの作品だが、『知りすぎていた男』はプロの作品」とまで語った、なるほど、プロフェッショナルの手腕が光った、これぞヒッチコック・エンターテイメントのお手本!
話に集中して見ていたら、ヒッチコック出演シーンを見逃してしまった…。
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