女性上位時代のレビュー・感想・評価
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【フランス版、亡き夫が遺したプレイ映像を観て、SMに目覚めた若き未亡人の奔放な性生活を描いた作品。カトリーヌ・スパーク初鑑賞作品でもある。当時の女優さんって大変だったんだなあ・・。】
■夫に先立たれ、若くして未亡人となったミミ(カトリーヌ・スパーク)。
ある日、彼女は夫が生前に所有していた秘密の部屋を見つけ、そこで行われていたSMセックスを記録したテープを発見する。
夫の変態性にショックを受けつつも興味が湧いたミミは、めくるめく性愛の世界への扉を開けるのである。
◆感想
・なんと言いましょうか・・。亡き夫が遺したSMセックスビデオを見て、悲嘆に暮れる筈のミミが、SMに興味を持って行く過程が、コミカルながらエロティックに描かれた作品である。
・ミミは、弁護士、歯医者など多数を男性とSMチックな関係を持って行くのであるが、それをコミカルに描いている所が、何とも言えず面白い。
<この作品は、私が生まれる前に公開されているが、仏蘭西人の方々の性を愉しみ、様々な性行為を受け入れる寛容さを示している気がする作品である。
今作の主人公を演じたカトリーヌ・スパークは既に故人であるが、蠱惑的且つコミカルな魅力を持っていた女優さんだったのですね。
人生、儚きかな。けれど今作で謳われているように、自由に生きたいモノである。>
今も各業界人にファンの多い、エロティックでオシャレな60年代のイタリア映画。
これこそ小悪魔!! カトリーヌ・スパークの
キュートな姿に誰もがゾッコンになる。
物語はー、若くして未亡人になったミミは
夫の残した遺産の中に謎の施設を発見する。
そして「変態性心理」という本を片手に
その道の極意を体験してゆく。
ある意味 衝撃的な作品で
邦題の「女性上位時代」は秀逸!!
見どころはイタリアのモダンなデザイン。
特にシーンごとに変わるミミの衣装は必見で
今に通じるオシャレの教科書でもある。
ハモンドオルガンのボサノバ調の主題も良く
巨匠アルマンド・トロヴァヨーリの楽曲は
純真なミミの心情をなぞっている。
個人的には車の中の涙にやられました。
主演のカトリーヌ・スパークは
2022年4月、77歳で亡くなりました。
安らかに…。
※
ちょっとHでポップな背徳
スパーク祭の最後はカラー作品の本作。
祭四本の中で一番新しいのかな?
幼さが消えつつ、お色気ちゃんがじわじわ
と出てきてるスパーク様が弾けます。
さっき観てた「狂ったバカンス」とかなり
ギャップがあったので、なぜか
「あぁ、なんでそんなになっちゃったの?」
と、保護者目線で嘆きながらも、男目線で
ええなぁ、ええなぁ、オラも一度、、、
なぁんて妄想しちゃうくらい、やはり
可愛いのです、無敵の未亡人。
全体的にジメっとしてない、背徳の
連続なのに、どこかドリフ大爆笑みたいな
ノリが深刻にさせないんですね。
セットもファッションもポップ。
某エマニエルさんや某チャタレイさん
みたいな仰々しいテーマは追いません。
潔しです。
ちょっとしたきっかけで色んな
お勉強をしていくスパーク様。
レベルがどんどん上がっていきますが、
ラストのオチが微笑ましいです。
うむ、たしかに題名通り(笑)
いやいや、全編通して女性の自由讃歌、
男だけに好き勝手させないわよ!
なメッセージかな?
可愛らしく宣言してます。
それもスパーク様だからなせる業。
良作でした。
とにかくかわいいスパーク
門外漢のコメントですが…
イタリア映画得意のエロコメディ
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