ジョー・ブラックをよろしくのレビュー・感想・評価
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薄気味悪い
キリスト教に死神と言う概念は無い。
堕天使になろうかと思う。人間は神の子なのだから、言うまでもなく、神との逢瀬などあり得ない。薄気味悪い。
ましてや、自己犠牲って事だと、白人キリスト教信者には理解しがたいと思う。
それだけ、日本人には受ける。さて、
ニューヨークのウォール街界隈のコーヒーショップでの会話。しかも、医学生が集まるコーヒーショップ。あの図書館の様なスターバッ●●コーヒーが現れる前の時代。医学生が集まる慌ただしい雰囲気が漂っていたはずだ。もう一度あって会話を楽しむ場所ではない。
さて、新しい経済の流れから、創業者として、自身の身を挺して会社の存続を守った訳だが、世紀が変わり(変わってなかった)この2年後の今日、アメリカン資本主義は、外からの巨大な嵐に巻き込まれる事になる。映画の頭で、ワールドトレードセンターの姿が悲く写っていた。
その二年後、彼女は内科医であっても、何人もの死を、目の当たりにしたのだろう。
この映画は同時期に上映した『タイタニック』を物凄く意識いていると思う。少なくとも僕は女優さんの区別がつかなかった。僕が20世紀最後に見たのが『タイタニック』であったが、この映画でなくて良かった。この映画は今日が初見である。23年目の今日見て良かったと思ったが、何一つ共感できなかったが。
追記
スターバ●●●コーヒーは何故あんなに静かなのか?図書館も静かなので、どこにも議論できる場所が今はない。それでSNSと言う仮想空間で議論する。しかし、炎上を恐れ、それも規制を受ける。仕方ない事だが『とかくこの世は住みにくい』がしかし『去りがたい、それが生だ』とまぁ当たり前。アメリカは日本よりも10年早いのだ。医療費が高い上に日本よりも10年も早くさらねばならぬとは。僕は嫌だ。絶対に嫌だ。痛くとも生きる。
言い得て妙
作中のアンソニー・ホプキンスのセリフ「死と税」というのは、アメリカ建国の父の一人と言われているベンジャミン・フランクリンの言葉のようですね。
企業経営者にとって、どうしても免れることのできないリスクとして両者は共通ですが、老体の身で、自分に差し迫った死(死神)を、同じく免れがたいものとして税(税務査察官)になぞらえるのは、言い得て妙というものだと思います。
一方で、世の中で死と税金だけが確実にやって来るもの=免れがたいものだとすれば、「若い二人の運命などは、二人で力を合わせて切り開けば、いかようにも変えて行ける。」という、ある意味で反語的なメッセージにもなっているのではないでしょうか。
ラブ・ロマンスものの作品としては、そのように受け止めたいところとと思います。評論子は。
ジョーと一緒に感情を学んでゆく感覚
タイトルはよく知っていましたが、ファンタジー映画だとは知らず、見始めて冒頭で死神が出てきて面食らいました。
スーザンと本物のジョーとのカフェでの出会いが素敵だったのでここからどう展開していくのかとキュンキュンしていたら突然の死。
私の予想のはるか上を行き続けてくれたので時間が長い事に気付かずドキドキしながら見ることが出来ました。
小学生のようなブラピのキョトン顔が印象的で、自分も一緒に1から大切な感情を学ばせていただきました。あんな小学生みたいな男に魂を握られているってのもなんか良かった。
死ぬことは悪いことではないので、スーザンに全てを話して一緒に行くか選択してもらえば良かったのでは?と思いました。けど、あのブラピの肉体だからスーザンは恋に落ちたのか?と思うと、死神に付いていって全然違うマスクの愛する人に会ったらついて行った事に後悔するのかな、なんて妄想を繰り広げました。
絵も美しく終始優しくて名台詞が多くとても好きな映画になりました!
感情の機微を緻密に表現している素晴らしい作品
ドラマチックな出会いに始まり、死神が下界に降り立つという現実離れした設定の下、ついつい安っぽい映画に見えがちだが、無駄に思えるシーンが全てラストシーンに向けての種まきだったと言えるだろう。
まず、3時間という少し長めの上映時間だが、実際に映画の中の彼らと同じ時間感覚を示しているのだと思う。つまり、彼らにとってジョーとの生活が日常になる程には長く、愛する人との別れを決するのには短いということであるのだ。グダグダとシーンが続いている感覚に陥ることがあったが、実際には彼らにもシーン以外での生活があり、それによりもっと時間の空間があったのだ。ラストシーンでは、グダグダの時間が何故か優しい思い出に感じられ、この映画と離れ難い気持ちを抱かせてくる。
次に、誕生会当日のスーザンの感情を表す表情が注目すべき点である。これは私自身の解釈であるが、スーザンは何となく全てを察していたのだと思う。全てというのは、父が去ること、ジョーがコーヒーショップの彼とは異なること、二度とジョーとは会えないこと等である。
父が去ることを察していると解釈したのは、明らかにスーザンが泣きすぎているということだ。確かにファザコンのスーザンにとって、父の誕生日はとても大切なものであると思う。だが、ただの誕生日にしては言葉が重すぎるのだ、泣きすぎているのだ。父からの悔いは無いかという質問に対して、少し間をおいて、悔いは無いと言う。それを聞いて、父は心が軽くなったと言う。再考してみるが、悔いがないはずがないのだ。ジョーを手放したことを彼女はまだ心残りなはずなのだ。若い彼女が猛烈な情熱を注いだ彼を一晩で諦められるはずがないのだ。だが、父を安心させるために嘘をついたのだ。また、父とジョーが橋の向こうにさって、コーヒーショップの彼だけが帰ってきても、橋の向こうへ父を探しに行かなかったのは、察していたからこそ、わざわざ人目を避けて旅立った父への配慮を行ったのだと考えるからだ。これらのことから、父がなんとなく去ることを察しているのだと思う。
ジョーがコーヒーショップの彼ではなく、二度とジョーと会えないことを察していたというのは、生き返ったコーヒーショップの青年との会話の中に見ることができる。ジョーとパーティーで話す中で、ジョーが違う人であると気づくスーザン。余談だが、この時のブラピの目の演技は素晴らしい。青年と違うと気づかせる目の演技が、素人のわたしにも分かる違いを見せていた。スーザンは青年と違うことに気づき、恐怖に怯えるが、自分が愛したジョーとジョーを愛した自分を肯定するために、ジョーを肯定する。ジョーはそんな彼女を見て、彼女を連れて行かないことを決心したのだろうか。本題の戻るが、橋の向こうから帰ってきた彼にスーザンは質問を繰り返し、ジョーが去り青年が生き返ったことを悟る。そもそも、質問しながら勘ぐっている時点で、ジョーが去るべき人であったということが分かっていることは自明の理である。この後のスーザンの目の演技が素晴らしいのだ。青年が話し続けている中で、ジョーが去っていった橋の向こうをしばらく見つめるスーザン。だが、青年に僕を好きだと言ったと言われ、それを否定し、とても好きだと言ったと言う。これは、あの一瞬でジョーが青年を送ってくれたことを理解し、自分はジョーと父が与えてくれた贈り物を受けとることを決心して、ジョーへの気持ちにある意味蓋をして「好き」に「もっと」を追加したのだ。その後、未来の話をするスーザンには最早過去のジョーとの恋愛は置いているのだ。ラストは、暗いあの世を象徴する、ジョーたちが去った橋とは反対の、花火が咲き誇る明るい人間界へと戻っていく青年とスーザンから、ジョーと父との決別が描かれているのだ。
名作と言わざるを得ない理由は尽きない。観れば観るほど新たな発見があるだろう。
長いけど飽きずに見れた
メインキャストの顔が綺麗。
キスシーンが長かったけど、2人とも綺麗すぎて見惚れるくらい。
ストーリー的には予想できる展開だったけど、言い回しが素敵なセリフが多かったのでまた見たい。
私は満ち足りている
大切な人たちにこの言葉と感謝を伝えて人生を終えられるられるのは、幸せだと思った。これが理想像。
ビルは、死神が現れなくても、悔いのない人生を送っていたのかもしれない。
しかし、人生が有限であると自覚させられたからこそ、社長として、会社の理念を役員に語り
多くの富を手に入れてもなお、
父親として、恋する努力こそ生きることだと、人生を情熱的に生きろと娘に語り
凛とした生き様と説得力があった。
この3時間、死神と愛娘の恋を大反対するところは感情的だったが、部下に裏切られたり、死期が近づいていることさえも動揺せずにはいられないシチュエーションだと想像するが、割と淡々としている印象であった。
ビルの器であり、自分にとって何が大切か、それが得られていると分かっているからこそのマインドなのかなと感じた。
イケメン死神のジョーは
ビルの生き方から人生の素晴らしさを予感していたのだと思う。
ベッドに座りポンポン跳ねる、ピーナッツバターのシーン、見るもの触れるものが初めてで感動している姿が初々しい。経験こそ全てだ。
そんな なんでも初体験モードからの
死と税金の伏線回収ぶりも最高。
ビルの人生が素晴らしいことを証明してくれた。
病院でのおばあちゃん(シスター)。執着しないことを教えてくれる、もはや母なのか。
『去りがたい、それが生だ。』
自分が、何もできていなくて今は死ねないという状況にあるからこそ、本当に自分らしい人生を歩んで、この感情を味わいたい。
ブラピはカッコいい。でも、アンソニー・ホプキンスしか勝たんてやつ。笑
💫
ファンタジーとして受け流されがちだけど
記憶用に残したい、たくさんの人の愛に溢れた名言。
仕事も家庭も恋も愛も、本質はシンプルだと学ばせてくれる言葉たち。
愛の本質とは、奪うことではない。
生涯を懸けて相手への信頼と責任を全うすること。愛する相手を傷つけぬこと。これに、無限と永遠を掛ければ愛に近づく。
頭で考えるんじゃない、ハートの声を聞け
引き留める人がいる 幸運
この世の人間も孤独
クリエイティブな仕事 色に染まっていないニュースを世界に 利欲にとらわれないこと
欠点を許してくれる。一つではなくすべての。お互いの秘密に通じている。胸の一番奥の、暗い秘密にさえ。
解き放たれ 秘密のない自由。何も恐れることなく愛し合える。相手の全てを知っているから。
(自分の正体を明かしていない状況のジョーの表情も良かった)
人生全うして、数年後に観たら
どんな感想に変わっているか楽しめそうな素敵な映画でした。
ブラピさまのお迎え
今回送迎する父親が愛娘に力説する「運命の愛」が気になる。ここのところずっと働きっ放しだし、前に休みを取ってから随分たつし、ここらでちょっこし休暇取って体験しちゃお!な死神さまの人間界ウルルン滞在記(喩えが旧くてスミマセン)。
間の取り方がおっとり目なので結構長いけれど(劇場でなら公開当時の2時間が適当かも)、ブラピ神様の、ピーナッツバターをすくったスプーンをずっとくわえている可愛らしいお姿を拝見できたりw、実物っぽい近代絵画の巨匠達の巨大な作品が飾られている豪華なセットや、色々と美しいシーンが多いのでマルだった。
主軸はラブストーリーだが、人間界の真善美もちゃんと描かれている。
私は父親が、自分は愛されていないと思っていた上の娘さんにちゃんと愛情を伝えてあげられたのがよかったと思った。これは彼が生きている間にしかできないことであり、一番の遺産になるから。そして結末もアメリカらしい超ハッピーエンド。
最後に、皆さんも書かれている事故のシーンですが、私は一瞬、交通安全啓発ビデオを見ている気分になりました。笑
思ったよりファンタジー
3時間越えということで勇気が必要だったがついに見た。
あの有名なすれ違いシーンはこれだったのか、、!
あの後の事故シーンは唖然とした。リアルすぎて
思ったよりもファンタジー要素強めで、細かなところは気にしたらダメ。
矛盾点いっぱいだけど、大事なのはそこじゃない。
アンソニーホプキンスはハンニバルの印象強すぎて何か裏があるんじゃないかと思ってしまうが、良いお父さんだった。
プラピも女優も見た目良すぎ。
ブラピが娘は連れていかない(あの世へ)って言ったシーンのアンソニーホプキンスの笑顔よかった。
切ない、そしてブラッド・ピットが美しいです。
時を経て観ました。
若きブラッド・ピットが美しいですね。うっとりしました。(今でもかっこいいですが)
ブラッドピットが演じる死神が人間界で恋に落ちるというファンタジーですが、CGのキラキラ合成みたいなものはなくて、役者さんの表情や言葉で表現しています。
ファンタジー設定もすんなり受け入れられるヒューマンドラマになっています。
純愛してみたいなあと思いました。そして最後は本当に切ない(泣)
連れて行かれるビルを取り巻く人々と会社の設定やストーリーも、布石があちこちに打ってあって、「ジョーの正体はいずれわかる」っていうのも会社の問題もきっちり解決されます。
最後、死神に取り憑かれた青年が戻ってきた時に、死神さんはいなくなっちゃったんだと思って、それも切ない…。ジョーブラックロスでちょっと放心しちゃいました。
ま、最後にお父さんの遺体はどうなったのか?っていう疑問がつきまといますが、そこは追求するとストーリー的におかしくなるので、そこは深く追求しないってのが良いと思います。
冷たい死神がピーナッツバターを舐めながら 徐々にキュートになってい...
冷たい死神がピーナッツバターを舐めながら
徐々にキュートになっていく、、
恋したスーザンを単純に霊界に連れて戻ろうと思いながらも人間的な考えを知り思いとどまるところも
なかなか良い。
アンソニーホプキンスの演技は素晴らしく
父と娘の愛にウルっときたのでもう少しその辺泣かせて欲しかったなぁ。
ジョーと父親が階段の奥に消えて
ジョーだけ戻って、父死んでたらこの後揉めるよね、
って思ってしまったのでちょっとマイナス。
で、元、ジョーブラックはなを名乗りましょう。
エンディングに疑問
アンソニー・ホプキンスの光る演技、魅力的なブラピの恋愛のゆくえ等、観ているうちにどんどん引き込まれていきました。とてもおもしろい脚本を映像化した良作だと思います。ですが、チョット長すぎます。もう少し完結にまとめても良いのでは。それと想像していたエンディングとは違いました。誰もが逃れられない「死」をテーマに死神を登場させながら、生き返らせる最後のシーンは疑問です。
いちばんハンサムな時のブラッド・ピット
冒頭の衝撃シーンから一体どうなるかと思ったが、その後はいたって静かな展開であった。一応SFファンタジーであるが、心温まるヒューマンドラマあるいはラブロマンスといった映画だった。3時間の長尺であるが、3人の演技が素晴らしかったせいか引き込まれてしまい、それほど長いとは感じなかった。
見ている後半は、結末はどうなるかと考えてしまう。無難に、死神と社長の2人だけが逝ってしまうのか?娘も連れて3人が逝ってしまうのか?あるいは、死神が人間になって、娘と共に生きるのか?・・・このパターンは意外に多い。天使が人間に恋をする、永遠の命を持った人間が普通の人間に恋をする等。いずれもそれまで持っていた天使の能力、永遠の命を失うことになる。死神も死神の力を失って普通の人間になると言うことになるのか?
実際の結末も想定していたものの1つであったが、個人的には悪くなかったと思う。
<その他>
2人が最初に出会ったコーヒーショップで、2人ともコーヒーに砂糖とミルクをいっぱい入れてるのに親しみを感じた。
愛と生
愛を一番大切に生き、愛していない相手と婚約した娘に愛の大切さを説く父はなんて素敵なんだと思いました。
大切な人と出会ったアリソン、出会っていなかったスーザン。
人生悪い時もいい時もあるもんで、いい思い出をあの世に持っていけたらラッキーだと仰った。
恋の大切さを思い出させと、生きるヒントを私に与えてくださったようなそんな素晴らしい映画との出会いに感謝です。
別れが辛いのは生きている証拠
出会いと別れについて
最後の10分くらい、ジョーがジョーでなくなり、初めて出逢った時の彼になった瞬間
とても素敵だった
印象的なのは、初めて出逢った時のジョーの発言も
最後の発言も、ビリーとのデジャブな発言があって
運命を匂わせるような
愛している父と似ている点のあるところに、自然と惹かれているのも何だか素敵だった。
死を迎えるとわかっていながらも普段通りの生活をし、働くビリーもいいなと思った
最後に死神であるジョーがいなくなり、
死んだはずの彼が蘇った瞬間の表情もとても良かった
少し長かったが、長かったからこそ普段通りの生活から死を一瞬として感じれたような気もした
心に花が咲く映画
死神をまるで息子の様に接するアンソニーホプキンス、そしてどこぞの人間より純粋で心の綺麗なブラットピット。
最後に父親が死を受け入れ、死神が付き添い、その後、娘の元に歩いてくるラストシーンが素晴らしかった。
ゆっくりと流れる時間と美しい背景の切なさに感動しました。
気付いたら180分観終わってました。
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