ジョーズのレビュー・感想・評価
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やっぱりサメは怖い
WOWOWの録画で久々に鑑賞。
70年代とは思えないぐらい水中シーンが美しく、CGがない時代によくこんな綺麗な映像を撮影できたなと感心しました。
登場するサメは、無機質さと凶暴さが融合したことで不気味なオーラが強く表れていました。そんなサメが何度も人間に接近して襲う光景は、今見てもトラウマになりそうなぐらい鳥肌が立ちました。音楽もインパクトある曲調になっており、一度聞くと頭から離れなくなるメロディも印象的でした。
ちなみに、USJには同名のアトラクションが存在しています。ボートに乗って港町を観光するツアーに参加しますが、途中でサメが何度もゲストが乗っている船に襲いかかります。私は過去に体験したことがありますが、映画の思い出が蘇るぐらい怖かったです。気になった方は、作品鑑賞後に乗ってみてください。
Back When Films were Innocent... They Weren't
I hear so much about Jaws, whether in documentaries about films, or even in just hearing Williams' infamous score, I was caught off-guard when realizing I was watching the film for the first time in 25 years. Story-wise, the film is perfectly balanced, and Spielberg properly earned his respect. But the death scenes--my God I recalled each shocking visual as they occured. Realistic without excess.
50周年・・・
「サメ映画」の原点にして、頂点。
誰もが名前くらいは聞いたことがあるだろう、スピルバーグ監督の「ジョーズ」。USJのアトラクションでも馴染み深い。幼少期この映画を観て大いに恐怖した私としては観ない訳にはいかないと、普段よりも少々高いIMAX料金を支払い劇場へと赴いた訳だが……その料金など気にもならない程の良作であった。
海水浴場が人気の避暑地、アミティ島。シーズンも近づき俄に町が賑わってきた頃、砂浜に女性の遺体が流れ着く。その知らせを受けた警察署のブロディ署長は、遺体の状態から「サメの仕業ではないか」と推測。市長に海水浴場の閉鎖を進言するが、市長は町の賑わいの為取り合わなかった。それが惨劇の始まりになるとも知らずに…。
大人になってからこの映画を久々に観て思ったが、ストーリーの運びに一切無駄が無い。
田舎町にサメが現れ惨劇が起こる。小難しい展開もまるで無く、ストーリーはこの1行で纏められてしまうレベルにシンプルだ。恋愛要素なども殆ど無く、ノイズになりうる物が極限まで削ぎ落とされている。
ストーリーだけで言えばこれほどまでにシンプルなのにもかかわらず世界中で愛され続けている理由の一つは、他の追随を許さないその演出力にある。
サメの全貌は終盤までまるで映らない。だがサメ目線であろう水中からのショット、水面から少しだけ見える背ビレ、紅く染まっていく海といった演出。それら全てがサメの存在を観客に想起させ、恐怖を煽る。スピルバーグ監督がこだわったという本物の海での撮影も臨場感を高めている。
恐怖演出においては、緊張と緩和の使い方が実に見事だ。ジョークなどが飛び交い、和やかな雰囲気に一息ついているところに、それを一気にひっくり返すサメの恐怖。ただジャンプスケアを使うだけではなく、後ろからサメが迫って来るなど、様々な脅かし方が観客を飽きさせない。
CGが無い時代だからこその、手作りの暖かみも細部に感じられる。サメに食べられた遺体や切断された足といった造形物は殆ど大写しにされず、一瞬の演出などに使われる事が多い。故に「作り物感」が抑えられ、観客の恐怖を煽るのだ。
ロボットを使ったサメの撮り方も良い。のたうち回るサメを水中からアオリで撮るカットなどは、動きが非常に滑らかで「本物のサメを使ったのか?」と思うほどだった。ロボットが撮影の途中で故障したという裏話を聞いた事があるが、それもまるで感じさせない。
そして何より、そうした素晴らしい演出にさらなるパワーを与えているのが、ジョン・ウィリアムズ氏作曲の音楽だ。
効果的に不協和音の使われた、誰もが聞いたことのあるテーマ曲。フレーズが少し流れるだけで、サメがやって来た事が分かってしまう。なんというアイコニックで、かつ恐ろしい音楽だろうか。
今年50周年を迎えるにもかかわらず、今観ても全く古さを感じない新鮮な恐怖。映画好きを名乗るなら必ず押さえておきたい、必見の名作だ。
逆にリアル
名作は何年経っても名作
くたばれ、化け物!
中学一年生の時に初めて前売り券を買って観に行った作品。(今は無き世界の映画がすべて観られる伊勢世界館。映画好きの父が一緒についてきてくれた)
それ以来、テレビ放送時に何度か観ているけれど、今回50年ぶりにIMAX上映で鑑賞。
ニューヨークからやってきた実は海が苦手な警察所長ブロディのロイ・シャイダー、その妻エレンのロレイン・ゲイリー、若き海洋学者フーパーのリチャード・ドライファス、荒くれ者の漁師クイントのロバート・ショー、街の財政利益のためになんとしても海水浴場の閉鎖を回避したい市長のマーレィ・ハミルトン、皆んな一世一代の当たり役・はまり役。
主要登場人物がしっかりと描かれる前半。
三人がいざサメ退治に出航してからは息つく暇もない。
(まるで七人の侍)
サメに襲われるシーンばかり記憶に残っていたけれど、サメを追いかける時の高揚感がジョン・ウィリアムズの音楽と相俟って半端ない。
大画面で観る恐怖、興奮、カタルシス!
CGなんかいらない、演出で見せる、魅せる。
ラストの台詞の字幕が「死ね、化け物」になっていた。
記憶では「くたばれ、化け物」。変わったのか、覚え違いか。
「1941」と「温泉シャーク」をもう一度観てみようかな。
IMAXはもちろんいいけど、IMAXでなくてもいいから少し大きめのスクリーンで全国拡大公開してほしい。
映画館で見るべきだったんだ!!
スピルバーグの最高傑作どころか映画史に残る名作。
何度見ても面白くて、今更と思うところもあったがまるで違った!
「ジョーズ」は映画館で見ることで真価を発揮する映画だったんだ!
IMAXで見れる機会があることに感謝。
●大画面で見ると海が怖い。視界に暗い海が広がり、さらに血が広がり。その恐怖でマジ、びびった。
●大音量でさらに恐怖倍増。ロビン・ウィリアムスの曲がこんなに機能的に配置してあったことにあらためて気づく。
●大画面に現れるからこそサメの情報量をいい意味で追いきれず迫力がある。やはりTV画面だとサメの登場を客観視してしまうからだ。大画面でその情報量を追いきれないからこそ、サメの恐怖が増幅する。
●今見てもストーリーが秀逸。人間のパニックは昨今のコロナパニックに通ずる。人間は恐怖を抱くとどこまでも自分に都合の良いように解釈して、真のトラブル解決はできない。この映画はちゃんとそこを描いている。だから感情移入できるんだ。
●大画面で見ると脇役の芝居が見れて楽しかった。あの夫婦は意外といろんな場面に出てたんだな。
IMAXで見れて本当の楽しみ方を知った。
初公開当時の人々もさぞ怖かっただろうなと想像してしまう。
ジャンル・音楽・スピルバーグ
元祖サメ映画
没入感が半端ない!
とある観光客で賑わうリゾートビーチを襲う人喰いザメと退治しようと大海原に乗り出した男たちの戦いを描いた海洋パニック。スティーブンスピルバーグIMAX映画祭にて鑑賞。
今回まともに観たのは、初めてのいまさら鑑賞だったが、エンタメ作品としてこんなに面白かったんだ、と鑑賞を後送りしていた事を反省。私のような観客の方は意外に多いのではないでしょうか。
スピルバーグはちゃんと自身のフォームを完成させていた。人の耳に永遠に残る音楽、効果的なカット、欲にかられた関係者の不協和音、科学と経験で大自然を屈服させようとするハンター達、そこに家族の絆もちゃんと描く、基本を愚直なまでに描くことで、観客をその世界に引き込んでいる。何も奇をてらわない。だから、映画に自然と没入できる。娯楽映画のポイントをきっちり押さえていれば、予算はほとんど関係ないことを証明している。
劇場には往年のファンのみならず、若い方々も大勢来られてましたね。こういったIMAX上映を機に、往年の名作を新しい映画を見る感覚で、劇場へ鑑賞にくるのにはバッチリな名作だと思います。
サメ退治を通じて徐々に理解し深まる男たちの友情譚も実に自然で良い描かれ方をしていますね
スティーヴン・スピルバーグ監督からの嬉しいお年玉。
『JAWS/ジョーズ』(1975)の公開50周年を記念して1月10日(金)からスティーヴン・スピルバーグIMAX映画祭と題した日本初のIMAX上映がスタート。
早速、TOHOシネマズ新宿さんへ。
『JAWS/ジョーズ』(1975)
劇場公開当時はまだ赤ん坊。
確か最初は日本テレビ「水曜ロードショー」で観た記憶、赤青メガネで何となく立体にみえた『ジョーズ3』(1983)が映画館での初鑑賞でしょうか。
第1作の『ジョーズ』を映画館で鑑賞するのは初。
しかもIMAXの巨大スクリーンで迫力の大音響で鑑賞できるなんて想像もしなかったです。
久々の鑑賞ですが、まずはオープニングから作曲家ジョン・ウィリアムズ節全開。
世界でも最も有名なEとFの2つの音符のシンプルな旋律ですが迫りくる恐怖を実に見事に表現していますが、見直してみるとテーマ曲以外でも海洋冒険譚らしい勇壮で軽快な劇伴も素晴らしく、捨て曲無しのどれも聞き逃せない名曲ばかりですね。
撮影用機械ジョーズの頻繁な故障が怪我の功名のようですが、なかなか本体を現さず、水面上に露出する背びれや黄色い樽だけで存在を仄めかすところが単なる動物パニックでなく、上質なサスペンスホラーに昇華、初代「ゴジラ」(1954)にも通じ、観客の渇望をあおりますね。
音楽、主役のサメ(ジョーズ)も良いのですが、退治に出かけるブロディ警察署長(演:ロイ・シャイダー)、フーパー(演:リチャード・ドレイファス)、クイント(演:ロバート・ショウ)の競演、サメ退治を通じて徐々に理解し深まる男たちの友情譚も実に自然で良い描かれ方をしています。実直なシャイダー、陽気なドレイファスに目が行きがちですが、特に変り者の変人だったクイントが徐々に共感できるキャラクターに変わっていくさまを『007 ロシアより愛をこめて』のスペクターの殺し屋、『スティング』のギャングのボスを演じた名優ロバート・ショウが見事に演じていますね。
やはりストーリー、音楽、配役、演出とあらゆる面で優れた大傑作ですね。
1月24日(金)から公開の『E.T.』、31日(金)からの『ジュラシック・パーク3D』も楽しみですね。
生涯ベストワン作品
スピルバーグの傑作
ジョーズ公開50周年記念。
スティーヴン・スピルバーグ IMAX映画祭にて。
「ジョーズ」で監督として一躍有名になり世界中で大ヒット。
アメリカ70年代の映画として、サメ映画としても堂々と金字塔に挙げられる作品である。
荒削りだけど今観ても娯楽映画として面白い。
サメハンターのロバート・ショウ、
勝気なリチャード・ドレイファス、
平和主義的な警察官だが火事場の馬鹿力的な活躍のロイ・シャイダー。
(ああ皆さん若くて、懐かしい懐かしいしか言葉がでない。)
僕が小学生の頃、映画館で映画を観ることは胸躍るイベント。
映画館の前に貼られたスチール写真を眺めるだけでも楽しかった。
映画館が沢山あった贅沢な時代。
オカルト映画やアメリカで大ヒットした(エクソシストやタワーリング・インフェルノ等)
映画を観たくて観たくてお小遣いをやりくりした。
「ジョーズ」は今は無き横浜ピカデリーでクラスメイトと観た。
緊張の連続。
映画の醍醐味に満足した。
あれから50年経ち、小学生の時に観たトラウマのようなシーンも鮮やかに覚えていて、そんな記憶に自分でも驚いた。
映画は人生にも活きる。
「ジョーズ」も、しかり。
50年経っても色あせない
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