ジョーズのレビュー・感想・評価
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動物パニック映画の皮を被った冒険活劇!
まだ小学生の頃、父と映画館で観た際、かなり前方の席に座り大きなスクリーンを見上げた事を覚えてます。 そこに映し出されるあの映像と音楽は、少年を強烈にビビらせたくせに、あの時のワクワク感が忘れられず今でも映画館に通うキッカケとなった名作。
その後のスピルバーグ作品を観てワクワク感の正体が解りましたが、この映画は、泳げない保安官と経験が無い海洋学者と荒くれサメ猟師の海洋冒険活劇なのです⤴︎
段々打ち解け合う3人の楽しいキズ自慢シーン!オルカ号の向こうに星が流れるシーン!サメとの最終決戦からエンドロールまで西部劇の様なカメラワークと音楽!
その本質は紛れもなく男の冒険活劇なのです。
皆様どうか本作を恐怖の動物パニック映画とかサメ映画とかいうジャンルに入れないでください。
ジョーズ2からは、そのジャンルに入りますけど⤵︎
因みに今でも映画は前の方で観てます。
色褪せない迫力
僕も含めて、若い人って昔の映画だと音楽や効果音が無くて、長い映画だと途中で飽きて観るのを止めてしまうイメージがある。
今作、2時間以上あるのだが、そんな若い人でも楽しめてしまうのではないか。
ホラーに関しては半端無いものだった。
スティーブンの関わった作品は、今まで観てきた中でだが、個人的には今作とE.T.、激突!以外は、何かしらが欠けていてそこまで凄い作品とは思えなかった。
しかし、今作は 娯楽映画の要素を掴んでおきながら、サスペンス、恐ろしさ、生々しさ、リアルさもすべて完璧に思える。
正にパニックホラーの大傑作ではないか。
僕が一番凄いと思ったのが撮影方法。
この時代は当然CGなどの技術などほとんど発達していない。つまり、この巨大ホホジロザメは人形なのだ。
しかも、ダイバーが何人かで手で操作しているのに、かなりリアルに仕上がっている。最近のモンスター物は、CGの発達によって物理をガン無視した飛ぶわ跳ねるわの小もないものが多いので、今作の技法はギリギリゆとり世代にとっては逆に新鮮に思え、あんぐり状態だった。
とにかく悪いところがない。
自分が観たかったパニックホラーを全くその通りに観れた。
サメは怖い、表現も怖い、分かりやすいストーリー、短く感じる2時間。
素晴らしい。
パニック映画の金字塔
多くの海水浴客がビーチで泳いだり、遊んだり。こんな光景を一度は見たことがあるでしょう。スピルバーグ監督は、そこを恐怖の舞台にしたのです。誰もが安心して過ごすことができる"はず"の場所を…!
もちろんビーチだけの話ではありません。この地球上に安全な場所など存在しないのです。バスルームでは丸腰になりますよね?いつ誰が襲ってきても抵抗できません(この恐怖を描いたのが、ヒッチコック監督の『サイコ』)。ある意味で、本作は日常への警告なのかもしれません。
ジョン・ウィリアムズが手掛けた有名なテーマソング("イメージサウンド"と呼んだ方が正しいかも)がまた素晴らしく、サメの姿が見えなくても、音だけでその存在を伝えることに成功しています。実際、本作が公開された当時、あるビーチでは何かあったらそのテーマソングを流したらしいです。
安全=危険…その後のパニック映画にも大きな影響を与えたスピルバーグ監督の《最高傑作》と言っても過言ではありません!
鮫の攻撃の恐怖を表現する音楽と演出が上手
総合70点 ( ストーリー:50点|キャスト:70点|演出:80点|ビジュアル:65点|音楽:80点 )
実際の鮫の生態とかけ離れていて、多くの視聴者が鮫のことを誤解することになったと鮫の専門家から批判もあった有名作。完全な悪役を巨大ホホジロザメが完璧に演じる。
この鮫、とにかくここぞという出番を外さない。子供が鮫の背びれを見せるいたずらで海水浴客を驚かせて後で、海水浴客も視聴者も気を抜いた瞬間を見逃さずしっかり本物の攻撃を行う。何故かその後は今までの食事場所だった浜辺のたくさんの人々を無視して、鮫狩りに出かけた漁師と主人公の乗る船だけをわざわざしつこく攻撃する。
「激突」もそうだったが、このころのスピルバーグ監督はほんとに善悪を白黒きっちりと分けて、悪役が善良なものを一方的に攻撃するというようなことを描かないと気が済まない単純思考な単細胞だなと呆れていた。時代のせいか鮫の模型もいかにも作り物で動きも良くない。
その一方で、恐怖映画としてはなかなかの緊張感がある。いったいいつどこから来るのかという怖さがあるし、それを描くスピルバーグの演出力はたいしたもの。動物の襲撃を取り上げた有名作品ということではヒッチコックの「鳥」が先だが、鳥と異なり実際に人が襲われて死んでいる鮫が巨大化して攻撃してくるだけあって実感として怖さが伝わる。
弦楽のゆっくりとした小さな低音から徐々に早く大きくなるウィリアムズの音楽がまた恐怖が迫ってくる雰囲気を盛り上げてくれる。これほど鮫の襲撃を象徴する音楽も他にないだろう。音楽と演出が相まってなかなかの迫力。物語はたいして好きではないが、純粋な娯楽として観れば鮫の攻撃の怖さを楽しめる。
何度観てもG!今でも負けない迫力の面白さ!!涼しくなれるかな?
いよいよ夏休み到来!映画会社各社は、夏の見所満載の映画を取り揃えて紹介しているが、今日は私は逆説的に、熱くて家から出たくない人達の為にレンタルショップで長い夏休みを利用して古い映画を沢山観て、秋には、映画フリークに変身して友達をアット驚かそう企画で、夏に楽しめる名作を順次紹介した!
記念すべき第1作目は、スピルバーグ監督の出世作と言えば、これ「ジョーズ」で決まりでしょう!!!
今や、何でも3Dで見せまくる映画制作サイド、特撮映画勢揃いで、いくら仕掛けが凄くても、全然ワクワク出来なくなっているのが現実だ。もし3D映画で画像が楽しめなければ、面白さは半減してしまう!
今日の様に撮影技術が進歩した今、何度でも見直しても、今の映画より、面白くって時代遅れだと言う古臭さを感じない作品の傑作と言えば、この「ジョーズ」だと私は確信しているのだ。
サメの出し方にも工夫を凝らして、海水浴の浜辺で、人を襲うサメが出て来るタイミングの良さは抜群!!!
これが、エンタメと言う物だろうね!人間の心理に沿った演出で、画像的な撮影技術を上回る、楽しさを演出している傑作!
スピルバーグ監督は、やはりこの頃が面白かった気がしてならない!
家で一人で観ても、家族と観ても、彼女や、彼氏を家に呼んで、お家でデートするにもGな映画の定番はこれで決まり!!
是非観て無い人にはお薦め!観ている人にも、今改めて観ても面白さ抜群です!
動物パニック映画の傑作
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