劇場公開日 1955年

「芸能一家の生活をしっかり描けているとは思えない」ショウほど素敵な商売はない Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0芸能一家の生活をしっかり描けているとは思えない

2016年9月11日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

総合55点 ( ストーリー:50点|キャスト:65点|演出:60点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )

 芸能一家の生活を描いているが、興行の裏側にあるであろう苦労話や努力の末の成功話を描くわけでもなく、面白い人間関係がしっかりと描かれるわけでもなく、舞台の興行の場面を流していればいつのまにかあっさりと時代だけが過ぎさる。物語の中心であるべきドナヒュー家の五人の登場人物に魅力が乏しい。舞台の場面は質は高いし華やかではあるが、音楽も踊りも演技も古くて趣味に合わない。
 唯一、マリリン・モンローが生活苦の状態からもしっかりとした夢を追いかける女性を可愛らしく演じていて存在感があった。これ以外は自分にとって面白みのない作品だった。

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Cape God