「フランクとエリーの踊りが凄いが。それだけ。」ショウ・ボート(1951) マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
フランクとエリーの踊りが凄いが。それだけ。
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フランクシュルツとエリーシュルツのダンスが3本入る。
マグノリアのソプラノを売りにした歌曲中心にしたミュージカルの様だ。
しかし『ショーボート』と大義名分を打つ言う内容なのだろうか?
ショーボートとして、多くの役者をエキストラ的に投入して、結局使わずじまい。
1951年だから仕方ないかもしれないが、結局、バカ親父のご都合主義を肯定したまま話は終わってしてしまう。
振り付けを絶賛する方もいるようだが、振り付けはフランクとエリーの踊りのみに適用。
他のショーボートは見てはいないが、この映画を過大評価してはいけないと感じる。
舞台は1890年だから、南北戦争は終わっている。勿論、このストーリーがショーボートとして上映された時(1927年)だから、まさに狂乱のアメリカ好景気の時代。ところが、この後、恐慌を迎えるわけだが、1951年この映画の年は好景気とは言えない。しかし、アメリカが泥沼の戦争を始める年。その戦争は終わっていない。だから、この映画の根底に流れる人種差別も払拭されたとは思えない。また、バカ親父も賭博師を止めたとは信じ難い。
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