ジュラシック・パークのレビュー・感想・評価
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CG全盛の時代にCGに頼り切らない映画を見るのもイイモノだ。
世間ではジュラシック・ワールド3部作の第2部
「ジュラシック・ワールド 炎の王国」が上映されているとき
初代「ジュラシック・パーク」をAmazonプライムにて視聴した。
最新の遺伝子工学により現代に恐竜をよみがえらせ
一大テーマパークの開園を試みるところから物語は始まる。
映画の冒頭で開園準備のため恐竜の搬入を担当していたスタッフが
事故により恐竜に食べられてしまう。
作業員が檻の中に引きずり込まれ
上半身だけが外に出た状態で上下に体を揺さぶられ
徐々に体が中に引きずり込まれていく。
最後は手のアップが映り
その手も檻の中に引きずり込まれる。
襲われている苦しさやパニックさがよく伝わってくる演出だった。
ちなみにこの一連のやりとりの中で恐竜は一切映されていない。
姿を見せずに勿体付けているところがいかにもハリウッドらしい。
この事故を受けてパークの投資家たちは
「開園は時期尚早では?」と懐疑的な考えを持ち始める。
パークの責任者であるジョン・ハモンド(リチャード・
アッテンボロー)はパークを無事開演させるため
各分野の有識者をモニターとして招待し
安全であることのお墨付きを得ようとした。
そこで招待されたのが主人公アラン・グラント(サム・ニール)や
エリー・サトラー(ローラ・ダーン)など。
主人公たちが恐竜たちを初めて見たときのシーンは
今見ても鳥肌もので感動する。
特にブラキオサウルスが
背の高い木の葉を食べているシーンは印象的だった。
パークはシステムでしっかり管理されており安全に見えた
しかし、研究員の裏切り行為によって危険に陥ることに。
研究員の一人がパーク内の電源を落とし
恐竜の胚を盗もうとしたのだ。
これにより電流が流れる有刺鉄線やゲートなど
すべての制御装置が無効になってしまった。
これがきっかけで檻から恐竜たちが抜け出しパニックになる。
主人公たちは無事このパークから抜け出すことができるのか。
というお話。
演出のすべてをCGに託すのではなく
(当時は託せなかった?)
小道具や美術やカメラワークを駆使して
見せ方を工夫しているのが味わい深い。
どうすれば臨場感が出せるのかを追求しているような気がした。
すぐそこに恐竜がいるという恐怖心を伝えるため
恐竜の姿を見せずに草木を揺らしたり
近づいてきたらより強く揺れたり。
恐竜の鼻っ面だけ写し鼻息で白く窓ガラスを曇らせるとか、
カーテンに恐竜のシルエットだけ映して恐ろしさを倍増させたり。
作り手が見せ方を工夫している点が面白かった。
CG映画に見慣れた分、新鮮だった。
やっぱり名作。
今見ても色褪せていないと感じた。
この映画を見ると蚊から恐竜の血液を採取して
同じように復活させられないのだろうかといつも思う。
結果的には、今の技術では難しいらしいが……。
夢のある話は、やはり映画の中だからこそ叶うのかもしれない。
だから映画は何度見ても面白いのだろう。
システムには金をかけましょう
今も続く人気シリーズの第一作を改めて。
やはり20年以上前という感じが随所に。しかし演出はやはりスピルバーグだけあってドキドキハラハラ。十分に合格点をクリア。もっと色々見たい、という点からも続編を作ったのは正解ですな。
子供たちの頑張りや(冷静に考えたらムチャクチャ凄い)ジェフゴールドブラムのよくわからない濃さとか妙なところも心に残ってしまう映画です。
人類への警鐘
ハラハラドキドキ 名作
ドキドキハラハラの恐竜パニックの元祖
USJでもお馴染みの超有名な本作、息子のトラウマ映画でもあります。...
人類の傲慢さを告発する恐竜たち
"ジュラシック・パーク" シリーズ第1作。
"金曜プレミアム" で久しぶりの鑑賞。
スティーブン・スピルバーグ監督が当時最先端のVFXとアニマトロニクスを駆使して、現代に蘇った恐竜たちと人類の戦いをスペクタクル満載で描いた傑作アドベンチャー。
恐竜たちを描くVFXは今観ても全然見劣りしない。子供たちの乗った車をいたぶるティラノサウルス。巨大なブラキオサウルス。草原を駆け抜けるガリミムスの群れ。知能に長けたヴェロキラプトル。まるで本当に恐竜がいるかのようなリアリティーでした。子供の頃は本気で信じていたほど。
檻に投入した牛が、クレーンを引き上げればいなくなっていたり、がさごそ動く茂みだけを見せると云った、「激突!」や「JAWS/ジョーズ」などから継承された恐怖を誘う焦らしのテクニックがめちゃくちゃ効果的で秀逸の極み。
中でもラプトルの怖さは本当にトラウマ級!―人間大と云うのがめちゃくちゃ怖いんですよねぇ…。加えて頭脳プレイを仕掛けて来るんだからタチが悪いったりゃありゃしない。「アーノルドさ~ん…(腕ポトからの…)あぁ、ここにいたのねイヤー!!!」は忘れられないシーンです。
人間たちの決死のサバイバルも本作の見どころですが、なんと言っても本作に籠められた、人類の傲慢さを打ち砕く強いメッセージを観逃してはなりません。
神の如き所業で、太古に滅んだ恐竜たちを復活させた人類。生命を弄び、自然の摂理に反した結果、えげつないしっぺ返しを食らうことになってしまいました。
「科学の暴走」と云う日本のゴジラ・シリーズにも通じるテーマは、今なお色褪せないものだなと思いました。むしろ、早く色褪せないといけないのかもしれませんが…
[以降の鑑賞記録]
2017/07/28:金曜ロードSHOW!
2021/09/03:金曜ロードショー
※修正(2024/05/18)
25年前に作られたと思えない
まぁ20年前だしね、見といて損はなし
・CGを見慣れた2017年に見るとどうしても黎明期の作品だと感じるが、それでもあのクオリティの恐竜はなかなか凄い
・小部屋に閉じ込められて子供と恐竜の緊張感あるかくれんぼはスピルバーグ印
・子供がパソコンのセキュリティシステムを回復するのは都合が良すぎるだろう
最高のエンターテイメント
恐竜映画と言えばこのシリーズ以外考えられない。
映画好きになったきっかけと言っても過言では無い作品。
小さい頃、父に買って貰ったVHSを擦りきれるぐらい繰り返し見たのは良い思い出。
シンプルで分かりやすいストーリー、独創性とリアリティのある設定、「命を弄んではいけない」というメッセージ。
大人になった今見直しても、全く古さを感じないどころか見入ってしまう。
というのも、JAWSしかり足音だったり鳴き声だったり影の大きさで表す"見えない恐怖"の演出がスピルバーグは本当に素晴らしい。
特にコップに入った水の揺れで、Tレックスの接近に気付く演出が大好き。
ただ、改めてみるとシステム面のお粗末さとかトリケラトプスの病気とか色々気になるところがあるのは否めない。
恐竜愛に満ちた最高の恐竜映画
家族全員一緒にみた
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