「詩的なペキンパー選手」ジュニア・ボナー 華麗なる挑戦 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)
詩的なペキンパー選手
バイオレンスの頂点、ペキンパー選手、本当はこういうのが撮りたかったのではないか、という全編抒情的な雰囲気の秀作です。酒場のケンカシーンで少しだけスローモーションが出てくる以外はバイオレンス封印です。
現代劇で家庭劇ですが、中身は西部劇です。外国人から見た日本人のステレオタイプがサムライであるように、私たちにとってアメリカ人のステレオタイプはカウボーイですが、この作品から彼らの何たるかがわかるような気がします。
マック先輩の持ち味を最大限に引き出した作品と言えましょう。
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