ジャグラー ニューヨーク25時のレビュー・感想・評価
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80年代のブロンクス地区
ストーリーが単純明快なのに、101分間飽きさせないサスペンスアクション映画でした。最近のCGメインのアクション映画より、作品に入り込める感があって、80~90年代の映画は、大スクリーンで今鑑賞するとなかなか良い感じですね!
人々を魅了してやまない傑作!
街に響き渡る騒音、けたたましい音の洪水の中、娘を探して奔走する父親の姿を追いかけるだけの映画が多くの人を魅了してやまない。
45年ぶりに劇場で鑑賞して来ましたが、興奮は当時まま。
否、むしろ増幅していたような気さえしました。
当時の荒廃したブロンクス。
「アパッチ砦ブロンクス」でも描写されていた瓦礫だらけの街、入り乱れること人種、そして汚職まみれの警官、それら全てを相手取りながら走り続ける父親。
観ている我々の方も手に力が入り始まりから終わりまで興奮が途切れない。
それどころか息する事さえ忘れてしまう傑作!
永らく世界的に鑑賞が難しかった本作が劇場で鑑賞できるチャンスが到来するとは夢にも思いませんでした。
勿論、このチャンスを一回で終わらせる事なんて出来やしません。
時間の許す限り何度でも劇場に行くつもりです。
43年ぶりに観たが、やっぱり面白い!
初見は1980年8月の名画座(池袋テアトルダイヤ)、VHSレンタルして43年ぶりに鑑賞。
ニューヨークのブロンクス地区は怖くて近づけなかったエリアだが、そこを舞台に、娘を誘拐された元警官が犯人逮捕に走って走って走りまくり、暴走しながらも「娘への思い」が伝わって来るアクション映画の佳作。
ダンプ運転手をしている元警官ジョン・ボイド(ジェームス・ブローリン)が、娘キャシー15歳の誕生日に娘思いの言葉をかけた朝。
娘の通学途中まで2人で歩いて別れた時、キャシーが富豪の娘と間違えられて男に誘拐されてしまう。遠くからそれを見た父親ジョン・ボイドは走りまくったり、タクシーや他人の車で必死に犯人を追いかけるが……といった導入部から躍動感あり。
観ていて、とっても楽しい。
映画『ゴッドファーザー』でクレメンザを演じていたリチャード・カステラーノが、本作ではトネリ警部補をユニークなキャラを見せながら演じている。
『ゴッドファーザー』では裏切り者ポーリーを殺す時、「銃は置いていけ、カノーリは持ってきてくれ」という名ゼリフを言うなどして名演だったが、あの時はマフィアの腹心だったのに本作では警察側…(笑)
名優である。
映画館のスクリーンで観た時には気付かなかったが、自分の土地が奪われて黒人とプエルトリコ人に対して「奴らは、98.6度の熱さだから…」という日本語字幕があったが、これはニューヨークでは温度を華氏で言うから。
スクリーンでの日本語字幕は右側に縦書きでのスーパーインポーズだったと記憶しているが、このセリフの記憶なく、もしかしたら日本上映だったので温度を摂氏表記に変えたかも知れない。
ただ、今後、本作を映画館で観られるかは疑問。
今回、VHSで観たが、邦題が『ナイト・オブ・ジャグラー ジャグラー25時』と表記されていた。
日本公開時での邦題は『ジャグラー ニューヨーク25時』となっている。
映画館で買ったパンフレットを久しぶりに眺めてみたい。
こうした面白い映画が日本ではDVD化されずにVHSどまりなのが、本当に勿体ない話である。
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