劇場公開日 2025年12月5日

「昔ゴールデン洋画劇場で予告やたら見たなという印象だったけど放送リス...」ジャグラー ニューヨーク25時 teraoxさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5 昔ゴールデン洋画劇場で予告やたら見たなという印象だったけど放送リス...

2025年12月6日
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鑑賞方法:映画館

昔ゴールデン洋画劇場で予告やたら見たなという印象だったけど放送リストを見ると1985年に1回あるだけだった。他の枠で放送してたのかな。土曜の夜は子供にも23時頃までテレビ見るのがなんとなく許されてたのでゴールデン洋画劇場よく見てたがその前後に放送してる『少林寺三十六房』『ダーティハリー』『スペース・サタン』『チャンプ』(ジョン・ボイト主演)は覚えてるが『ジャグラー〜』は予告編しか覚えてない。予告見て子供心に怖そうな映画だと思ってたので全く見なかったか途中で止めたのか覚えてないがともかく未見のままだった。

その後2001年頃復刊された蓮實重彦先生の『映画狂人 シネマの煽動装置』を読んでとんでもなく面白い映画だということを知ったが、権利関係が複雑で鑑賞するのが困難ということでゴールデン洋画劇場で見なかったという事を後悔したものだった。

そして今年、その存在を知ってから40年後、蓮實先生の檄文(300p弱ある本ですが句点があるのは最後の1個だけの一つの長い文章なので檄文というのが相応しいと思います。怪文書かもしれませんが。)を読んでからは24年後にようやく鑑賞する機会が巡ってきた。

目の前で娘を誘拐されてからノンストップで犯人を追い続ける父親、犯人も逃げ続ける。今なら元警官の父親の回想シーン入れたり、元同僚のダン・ヘダヤのキャラをもっと膨らませてもっとストリーに絡ませるかもしれませんが(このキャラ自体は異常な存在感で面白いですが)、余計な装飾のない疾走し続ける映画でした。ホント今年の正月映画の大本命ですよ。

teraox