劇場公開日 2021年1月29日

「1950年代を代表する傑作。ジェームズ・ディーンの遺作です。」ジャイアンツ 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

4.51950年代を代表する傑作。ジェームズ・ディーンの遺作です。

2023年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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琥珀糖
Gustavさんのコメント
2023年3月8日

琥珀糖さん、コメントと共感ありがとうございます。

丁寧なレビューを拝見して、改めて気付かされました。ロック・ハドソンとジェームズ・ディーンの身長を指摘されていますが、これも上手く役柄に合っていると思います。ジャイアンツに相応しいハドソンの体格が、身も心も大きな人間になる主題に適しています。それを含めてのキャスティングだったのかも知れませんね。大変だったのは相手役エリザベス・テイラーとのツーショットで、約40センチの身長差をアップカットでは補助台か何かで修正していました。「シェーン」のアラン・ラッドで経験済みのスティーヴンス監督ですから、自然に編集していて気にならないですね。
それと、クリスマスの七面鳥のシーンが微笑ましくも笑ってしまいますが、これもラストカットを意義付ける意味で深いですね。子供の頃の動物愛、そこには偏見も差別もありません。生まれた時は皆が同じく平等であるを、ユーモアと慈愛のテイストで印象付けて、ラストの子供たちのアップカットに繋げています。大泣きする子供たちも名演でした。

エピソードを一つ。まだ新人扱いだったジェームズ・ディーンは、大スターのエリザベス・テイラーとの共演にとても緊張していたといいます。それをほぐす為に、遠くに見学者がいる状況で、平原の撮影の合間に態と生理現象をしたというのです。ディーンらしい逸話ですね。

Gustav