劇場公開日 1966年6月14日

市民ケーンのレビュー・感想・評価

全52件中、1~20件目を表示

4.5「薔薇のつぼみ」の意味することは。

2023年1月27日
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鑑賞方法:DVD/BD
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猿田猿太郎

3.5ケーンという人物に、丁寧に触れるような作品構成が良い。

2022年9月20日
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すっかん

4.0後世に多大な影響を与えた、一大人間ドラマの傑作。

2024年10月16日
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「バラのつぼみ」という言葉を残して死んだメディア王、チャールズ・フォスター・ケーンの生涯を、彼を知る関係者に次々と取材する、ニュース新聞の編集記者を通して描いたドラマ。

本作以前にも無かったことはないだろうが、主人公の稀有な生い立ちや、成功から挫折に至る人生を取り上げ、関係者の証言を通じた回想という形で描くのも、本格的に明確に提示した、初めての作品では無いかなと。

狂言回しの存在や、「バラのつぼみ」の結末も、後の映画やドラマで、頻繁に使われている手法だね。
後世の作品に、非常に多大な影響を与えた作品と思う。

中だるみが無いわけでは無いと思うし、やや冗長という気もする。それでも、公開当時としては、画期的かつ独創的なストーリー運びで、メディア王の生涯を実に興味深く、壮大かつ大胆に描いた、一大人間ドラマの傑作だ。

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瀬戸口仁

3.0映画史に残る大傑作???

2024年9月8日
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映画史上に残る名作中の名作と謳われる本作、敢えて全く予備知識入れず観てみました

子どもの頃から映画が大好きで、以来 半世紀近く観続けている映画博愛主義者という事を大前提で、無理に背伸びして解ったような事を言わず、素直に、正直にコメント

何がどう評価に値するのか全くわからず、全然 面白くなくて退屈、何度も寝落ちしそうになった

観終わった今では全く理解できない高評価なレビューをたくさん読んで期待しすぎた様です

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Jett

4.5最後の最後で明かされる

2024年5月24日
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みる

4.5よくわからんので2回観た(笑)

2024年5月22日
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悲しい

楽しい

単純

いや、ちょっと違いますね、分からなかったのは間違いないのですが、印象的なシーンが多かったのでもう一度…という気持ちも。

この映画を観るに至った経緯ですが、「映画史に残る名作」で検索したら出てきたのですよ。「2001年宇宙の旅」と「8 1/2」と一緒に。で、思ったのが検索方法間違えたかなーということ(笑)いや、つまらなかったとかそういうことではなく、この「映画史に残る」っていう検索方法だと、制作サイドの観点から選ばれた作品が多く挙がるんですね。撮影技法だとかに焦点を当てた作品です。はっきり言って素人にはさっぱりわかりません!(笑)でもこの「市民ケーン」はそういう技術の話を抜きにしても楽しめました。

全てを手に入れ、全てを失った男が最後に残した言葉…。その真相を目の当たりにし、愕然としました。なんと哀れな男。ラストシーンではそれまでのケーンに対する印象をちゃぶ台返しされたような衝撃。しばらく口開けて放心状態でした(笑)

随所に散りばめられた工夫を凝らした撮影方法…私は片手で数えれる程度しか気付けませんでしたが(笑)でもそれ以上に純粋に喜悲劇として楽しめました。

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吹雪まんじゅう

4.5ローズ・バッド‼️

2024年5月7日
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泣ける

悲しい

興奮

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活動写真愛好家

3.0映画史上最高作

2023年12月11日
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公開当時は、その斬新な映像技術によって映画関係者に衝撃を与えたようです。
確かに話の展開の巧みさや緻密な内面描写など、技術面を除いても優れた映像作品であることは認めますが、これが「世界一か?」
と言われると、そこまでの評価には至りません。
大戦前後の映画であれば「第三の男」や「カザブランカ」などの方が遥かに優れていると感じます。ということは、やはり映像技術面の評価なんですかね?
いずれにせよ、ここまで世評が高いことが有名な作品を色眼鏡ナシで観ることは難しいでしょう。

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越後屋

3.0映画史に残る作品

2023年11月18日
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ハンバーグ

5.0モノクローム時代の大傑作

2023年10月24日
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笑える

興奮

知的

オーソン・ウェルズ主演脚本監督作。

【ストーリー】
メディア王チャールズ・フォスター・ケーン(オーソン・ウェルズ)が、ザナドゥ城と呼ばれた自らの邸宅で死んだ。
スノードームを手に、たった一言「バラのつぼみ」と言い遺して。
その言葉の謎を解くべく、ニュース映画の編集者ジェリー・トンプスンはケーンの過去を暴きにかかるのだが、浮かび上がるのは、空虚で悪趣味な邸宅にこもる、孤独な男の姿だった。
それは、かつて栄華をほこったメディア王のイメージとは、大きくかけ離れたものであった。

シミケンこと市民ケーンです。
主演脚本監督すべてを手がけたオーソン・ウェルズの事をほぼほぼ知らずに鑑賞しましたが、これが面白いのなんの。
場面をいろんなアングルから撮影し、カメラを自由に動かし多彩な演出を展開しつつ、白黒なのにレイアウトも分かりやすく工夫されているので、退屈せず理解もしやすく作られております。
この人、映像作家としても優秀なんだなと。
英語教材『家出のドリッピー』が代表作じゃなかった。当たり前だ。

かなり興味をかきたてられてWikipediaの記事を読んで、この映画への評価の不遇さに腹を立てるも、そこからさらにオーソン・ウェルズを調べてダメだコリャと笑ってしまいました。
なんというか、天性のエンターテイナーで稀代の詐欺師ですね。
初ステージに上がったエピソードもそうですが、あっさりと人気者になって都会に移り、この映画を撮るまでの経緯も破天荒で、どんだけ無茶するんだこの人と。
この映画も、当時のメディア王ウィリアム・ランドルフ・ハーストを思いっきりモデルにして、最期を孤独に終わらせるとか、そりゃ激怒されますわ。
個人的な感想としては、ハーストを悪く描いたとは思いません。
ハーストって人はこんなもんじゃない、自分のメディアで酷いことしでかしまくった超悪党ですから。

ぴっちり2時間の長編ですが、それに堪えうる画面づくりで退屈を吹き飛ばしてくれる一大ドラマ。
空き時間に流し見するつもりでしたけど、Amazonプライムでは吹き替えがなくて、結局ガッツリ世界観に取りこまれてしまいました。
映画に浸りたい休日前の夜に、ピッタリの一本ですよ。

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かせさん

1.0アレックス・シアラーのスノードームはこの映画をリスペクトしている?

2023年2月8日
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マサシ

4.0見た後の哀しさがとまらない

2023年1月6日
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てけと2

4.01941年、迸る才能

2022年7月16日
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Bluetom2020

3.5映画史上最高傑作と呼ばれる理由は一目見ただけじゃ分からない

2022年7月5日
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といぼ:レビューが長い人

3.0今では当たり前の技法が多く、当時見たら紛う感動があったに違いない映画。

2022年5月10日
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今では当たり前の技法が多く、当時見たら紛う感動があったに違いない映画。

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StarbucksEnthusiast

4.0駆け抜けた人生〜愛おしい記憶

2022年5月10日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

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こころ

3.5今は昔のドラマツルギー作品とマクガフィン

2022年5月1日
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悲しい

楽しい

怖い

内容は、アメリカのザナドゥと呼ばれた新聞王ケーンの人生に光を当てた物語。好きな言葉は『薔薇の蕾』でこの言葉を中心に話が進められ一体!?薔薇の蕾と何だったのかと考えさせる辺りは脚本の上手さを感じます。この時代から根強く残る演出法ではありますが素晴らしい。場面やシーンでは幼い父との確執と大人になったケーンとの皮肉なまでの類似性を表現する辺りが面白かったです。降って沸いた様な富豪生活の興亡は観ているものの気を惹き最終的には、1人の人として市民として幸せとは呼ばなかったかも知らない人生に自分を重なり考えさせられる辺り脚本の手本的作品です。

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コバヤシマル

3.0とんでもない予算をかけて作られた映画だと分かったけれど,今の時代に...

2022年2月21日
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とんでもない予算をかけて作られた映画だと分かったけれど,今の時代にこれを見てそれほど感嘆するべきことがあるのかどうか自分にはわからない.野心と志を持って財を成した人物が,実は自分がかわいいだけであると周囲の人々から見透かされてしがない生涯を終えるという話はそれほど珍しく盛んなくなってしまった.女性を美しく撮影するような光の当て方と,ケーンの顔を切り取るように光と影が横断しているところは面白いと思ったけれど,それ以上に映像として印象深いところはないかな.Rose Budという言葉は結局幼少期のサッチャーに引き渡されたシーンに回帰して,すべての始まりだったあの別れが無ければというたらればを回想したという話だったのかもしれない.

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ケ

5.0ばらのつぼみ

2021年10月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

大富豪の残した一言「ばらのつぼみ」の意味を探るため、遺族を取材する。
この一代で財を成した男の人生を振り返ることになるが、たどり着いたのは勝ち組の孤独だった。
見ていて飽きない映像は素晴らしい。

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いやよセブン

3.0実在の大物実業家の心理を探求

2021年9月18日
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激しいジャーナリズム戦争を巻き起こしたメディア王の生い立ちをミステリーのようにたどることで、何が彼をそこまで追い立てたのか、その心の内を明らかにしていった意欲的な作品。実在の大物人物を扱うのはなかなかできることではない。25才と若かったからできたのかも。ラストに明らかになるオーソン・ウェルズの出した結論には納得だった。
技術的には映画の教科書とされているそうだけど、主人公の老け顔がメイクで上手くできてること以外は特に意識しないで見てしまった。

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SpicaM