ジプシーのレビュー・感想・評価
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「マダム・ローズとその娘ジプシー」
今年のゴールデンウィークからチェックしていた映画、ようやく観る気になったので観た。
あまり日本で出演作が見られないロザリンド・ラッセル出演の映画だからチェックしていたもので、ロザリンド・ラッセル出演映画のカラー作品。
ただ、観てみると、やはり寄せる年波には抗えず、ロザリンド・ラッセルは娘が2人いて、娘を舞台女優にさせたがって生きている「口うるさい母親」の役。
こうした母親役を見事に演じ切っているものだから、「ロザリンド・ラッセル、綺麗だな…」といった趣ではない…(笑)
本作のクレジット順は、ロザリンド・ラッセル → ナタリー・ウッド → カール・マルデンの順だが、これは本作の製作時点(1962年)の序列であり、主演はやはりナタリー・ウッド。やはり、綺麗。
物語は、母親が幼い娘2人を連れて「立派な舞台女優にしよう!」と頑張るのだが、娘も成長して母親のコントロールが効かなくなっていき……というドラマに、母親と彼女をサポートしようとする男(カール・マルデン)との恋愛も織り交ぜながら描かれる。
娘のルイーズ(ナタリー・ウッド)は、わずかなお金のためにストリップ劇場で踊ってみたところ、大人気となり、「ジプシー・ローズ・リー」という人気ストリップ女優となっていく。
(※注)本作でのストリップ女優というのは、少し肌の露出が多めの衣装で舞台に上がるぐらいのもので、裸になったりはしない。
ミュージカル形式ではあるものの、会話まで全部が「歌」というわけでなく、ときおり歌いながら気持ちを表現するぐらいの作品で、ドラマを見せていくことに主眼を置いたかたち。
それなりに楽しめる映画であり、「マダム・ローズとその娘ジプシー」という言葉が心に残る。
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