劇場公開日 1999年10月30日

「カチッとはまった気持ちよさ。」シックス・センス 小太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5カチッとはまった気持ちよさ。

2010年7月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

怖い

エアベンダー公開記念で、レビューを書く事にした。

 公開当時、高評価だったものの、少し時間が経過してからレンタルで鑑賞した。
 一歩目が巨大で、ファンを大量に獲得して現在に至っているのはご存じのとおり。だが、逆に、その後の期待値が上がり過ぎて、厳しい評価が下されることもあった。

 ホラー作品の中でも異色なやさしい作品。癒しがテーマであろうと思われる。ホラーファンとして、数々の悲劇、惨劇、喜劇を見てきた私には清涼感を与えてくれた。精神に溜まりに溜まった怨念がリセットされた気がする。
 脚本も演出もよかった。

 アクション作品で有名になった役者の宿命で、多くの役者が失敗し続けいるシフトチェンジ。ブルース・ウイルスも例外ではなかった。存在感すら発揮できなくなっていた彼がオタク監督のタランティーノの『パルプフィクション』で注目を浴び、本作で評価を上げた。静かに大人を演じ、演技もできるアクション俳優となった。記念碑的作品でもある。

小太郎