劇場公開日 1999年10月30日

「【”白い吐息・・・” ホラーテイストながら、深く哀しき愛情を語る映画。】」シックス・センス NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0【”白い吐息・・・” ホラーテイストながら、深く哀しき愛情を語る映画。】

2020年3月12日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

 内容は人口に膾炙しているので、詳しくは述べない。

 冒頭流れる
 ”この映画のストーリーには”ある秘密”があります。
 映画をご覧になった皆様は、
 その秘密をまだご覧になっていない方には
 決してお話にならないようにお願いいたします。”
                  ブルース・ウィリス
                  M.ナイト・シャマラン

  というテロップに魅入られる。

 今作が劇場公開後20年を超えても、愛される理由は
  ・単なるホラー映画ではなく、
  ・噛み合わない二組の親子、夫婦の愛を見事に描き出し、
  ・秀逸すぎる脚本に支えられ、
  ・ブルース・ウィリスがアクションを封印し、トラウマと妻との関係性に悩む精神科医を切々と演じる姿とコール・シアー(ハーレイ・ジョエル・オスメント)と向き合う姿
  ・ハーレイ・ジョエル・オスメントという天才的な”儚げな表情を浮かべた”子役がメインで物語を紡いでいく構成・・。

  という複数要素が予想を超えたケミストリーを齎した事であることは、周知の事実である。

  物語は終始、哀切なトーンで綴られるが、その結末は哀切ではあるが救いがある、という部分も忘れ難い物語になっている事は間違いない。

  今作で、コール・シアーの母を演じたトニ・コレットという稀有な女優を知ったことも思い出深い。

■気になる事
 ・オリビア・ウィリアムスを今作以降、映画で観た記憶がない・・。
 ・M・ナイト・シャマラン監督 今作後、暫く低迷していたが、”スプリット”を中心とした”アンクレイカブル””ミスター・ガラス”シリーズは中々見応えがあった。引き続き、独特の世界観を持った映画を期待したい。

<1999年11月中旬ごろ劇場にて鑑賞。その後、時折TVにて鑑賞>

NOBU
LaLaさんのコメント
2023年10月9日

NOBUさん

レビューを発見です。
久し振りに再鑑賞しました。

やはり、シャマラン監督は
この作品が一番ですね。

コールと母親が車中で
おばあちゃんの話をするシーン
泣けました。

ブルースの静かな演技も良かったです。

白い吐息・・・幽霊が出る作品に多いですね。

LaLa
Qooさんのコメント
2023年6月30日

これは何回か観たことありますが、"この映画のストーリーにはある秘密があります。..."なんて冒頭にあったのですね。すっかり忘れておりましたが、確かに秘密を言ってしまったら処刑ものです。

Qoo