殺人捜査網 地獄のアレクサ
劇場公開日:1993年3月20日
解説
CIAのエージェントと一匹狼の刑事、そして美人テロリスト。この3人が共通の敵に向かって生死を賭けた戦いを挑むバイオレンス・アクション。脚本はジョン・ウェイドナー(今作では編集も担当している)とケン・ランプラフ。監督はジョン・メルヒ。彼は「復讐都市L.A.」や「ドラッグ・チェイス」などのアクションものを得意とする監督で、本作ではリチャード・ペピンとともに製作も手掛けている。音楽はルイス・フェブレ。美術はグレッグ・マーティン。
1992年製作/アメリカ
原題または英題:C.I.A. Codename Alexa
配給:日本ヘラルド
劇場公開日:1993年3月20日
ストーリー
CIAエージェントのマーク・グレイヴァー(ロレンツォ・ラマス)は、政府機関のビルに立てこもっていたテロリストのリーダーを射殺した。テロリストの葬儀の日、なぜか黒装束の一団が乱入して死体を奪いに来る。一団のリーダーである金髪の美女は、ニック・マーフィ刑事(O・J・シンプソン)に捕らえられるが、逆にニックを人質に取り、脱走してしまう。2人を追って来たマークは、政府の作戦と称して女を連行し、女の過去を洗う。女はアレクサ(キャスリーン・キンモント)と言う名前で、国際的陰謀を操るヴィクター・マーラー(アレックス・コード)の手下だった。一方、死体は警察のモルグに戻された後に、マーラー一味に奪われてしまう。マーラー邸に運び込まれ、解剖すると、中からは核兵器をコントロールするマイクロ・チップが出てくる。マークはアレクサの娘ターニャを使って、アレクサを操り、マイクロ・チップを奪い返そうと企むが、反面、次第に彼女に恋していく。そんなとき、真相を追究しようとしたニックがCIAの訓練施設に突入し、軟禁される。マークの計画も、最初は順調だったが、マーラーにターニャを誘拐され、奪回したマイクロ・チップとの交換を要求されてしまう。アレクサを愛するマークは、ニックの協力を仰いで今度はターニャの奪回に踏み切る。取引場所の空港で、マイクロ・チップの入ったケースをマーラーに渡したとき、ターニャが逃げ出し、アレクサとマーク、ニックの三人は、マーラー一派とともにターニャの後を追うことになる。空港地下で壮絶な銃撃戦を繰り広げるが、マーラーがターニャを捕らえようとしたとき、高圧電流のコードがマーラーに向けて投げ付けられ、さらに、アレクサがそれに銃弾を浴びせた。マイクロ・チップは無事奪還され、マークは、アレクサ、ターニャとともに去っていく。