THEエージェンシー

劇場公開日:

解説

ある広告代理店を舞台にTV・CFを利用して非劣な陰謀を企む組織と真相を探る広告マンの姿を描く。製作はロバート・ラントスとスティーブン・J・ロス、監督はジョージ・カツェンダー。「ブルー・エクスタシー・官能の夜」のポール・ゴートリーブの原作を基にノエル・ハインドが脚色。撮影はミクロス・レンテ、音楽はリュイス・フューレイが各々担当。出演はロバート・ミッチャム、リー・メジャース、ヴァレリー・ペリン、ソウル・ルビネック、アレクサンドラ・スチュワルト、ハワード・モースなど。

1981年製作/カナダ
原題または英題:The Agency
配給:ジョイパックフィルム
劇場公開日:1982年1月16日

ストーリー

ニューヨークの広告代理店QP&S。制作部長フィリップ(リー・メジャース)が、いつものようにジョギングに精を出している。車でついてくるのは恋人のブレンダ(ヴァレリー・ペリン)だ。彼女に明晩の約束をかわして出社した彼を、親友のサム(ソウル・ルビネック)が待ちうけていた。彼は、何やら会社は秘密のキャンぺーンをフィリップぬきで始めているというのだ。そして彼は何の報告もなくコピーが変更されたといって怒っていた。やがて、そのサムが突然解雇され、何者かに殺される。サムは死ぬ直前、社長のクイン(ロバート・ミッチャム)が何かを企んでいるといって彼に関する情報をテープに吹きこんでおり、フィリップは、彼の部屋でそのテープを発見した。彼はそのテープのコピーをブレンダに託すが彼女は何者かに襲われ、テープもすりかえられてしまった。サム殺しの嫌疑で留置されたフィリップを、なぜかクインが保釈金を払って釈放した。そして、彼に“チョコレート・プラネット”の企画の指揮をとるために郊外の別荘に行ってくれと頼んだ。社長秘書ミミ(アレクサンドラ・スチュワルト)の運転で孤島ともいえる秘密の別荘に着いたフィリップは別荘に誰もいないことを知り驚く。そこにはクインから差し向けられた殺し屋だけが待っていた。しかし、殺し屋の車で運ばれる途中、脱走に成功したフィリップは、サムが語っていたクインの金庫に隠された問題のVTRを発見。その場に遂にクインが現われた。クインはフィリップにTV・CFを見せながら恐るべき事実を語り出した。潜在意識を利用した恐ろしいメッセージ―ただのインスタント・ラーメンのCFに戦争賛成の政治的メッセージを隠しオン・エアする。数ヵ月後、世論調査を行なえば戦争賛成者が増加するという具合だ。そして、全てを知ったフィリップを執拗にクインが追いつめたが、ブレンダの連絡でかけつけた警察隊がクインのまわりを取りかこんだ。クイン逮捕直前、クインの口を封じるため、何者かが彼に銃口を向けるのだった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く