「世界的に有名な疑惑に真面目に挑むドキュメンタリー調の謎解き物語」JFK Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
世界的に有名な疑惑に真面目に挑むドキュメンタリー調の謎解き物語
総合:80点
ストーリー: 85
キャスト: 85
演出: 80
ビジュアル: 75
音楽: 65
真面目に資料を集め推理を働かせて事件を解明していく、ドキュメンタリー調の社会派ドラマ。このころのケビン・コスナーは悪くなかった。ドナルド・サザーランド、ゲイリー・オールドマンといった実力派が脇を固める。
アメリカだけでなく世界でよく知られているJFK暗殺事件は、同時にその事件の調査の結論があまりに不自然なことでもまたよく知られている。事件の調査報告の直後からもう調査結果に疑問が投げかけられていた。そして全世界が疑惑をもっているにも拘らず、未だに正式な再調査もなくその疑惑の調査報告が修正されることがないことから、よほど大きな力が裏で働いていると考えるのは当然の推理である。
この作品はオズワルド単独犯を状況証拠から否定しているだけでなく、その背後に何が起きているのかを推理している。もちろん本当は何が真実なのかは未だに謎のままである。この映画での結論がどこまで真実に迫っているのか知る由も無いが、有り得るなとは思える内容である。
しかしこれだけ人々が疑問を持ちながらそのまま放置されているほどのこの事件。一応2039年には情報公開できるようになることになっているが、果たしてそのときに本当に真実が出てくるのか常々疑問である。
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