シークレット・エージェント

劇場公開日:

解説

二重スパイが引き起こす悲劇を描いたサスペンス。文豪ジョゼフ・コンラッドの『密偵』を基に撮られたアルフレッド・ヒッチコックの「サボタージュ」(36)のリメイク。主演・製作総指揮は「モナリザ」「ニクソン」の個性派俳優ボブ・ホスキンス。監督・脚本は「キャリントン」のクリストファー・ハンプトンで、彼の監督第2作。撮影はデニス・レノア。音楽は「ベント 堕ちた饗宴」のフィリップ・グラス。共演は「ロスト・ハイウェイ」のパトリシア・アークェット、「ある貴婦人の肖像」のクリスチャン・ベール、「仮面の男」のジェラール・ドパルデューほか。ロビン・ウィリアムスがノー・クレジットで特別出演。

1996年製作/95分/イギリス
原題または英題:The Secret Agent
配給:K2エンタテインメント
劇場公開日:1998年11月7日

ストーリー

19世紀末、ロンドン。警察とロシアに雇われたヴァーロック(ボブ・ホスキンス)は、ロシアからグリニッジ天文台爆破の特殊任務を命令される。ヴァーロックは妻ウィニー(パトリシア・アークェット)の知的障害を持つ弟スティーヴィー(クリスチャン・ベール)に爆弾の入った小包を天文台に持って行かせるが、それが何も知らないスティーヴィーの命を奪ってしまう。夫が最愛の弟の死を招いたことを知ったウィニーは、悲嘆のあまりヴァーロックを刺殺し、自らも死を選ぶのだった。

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