シー・オブ・ラブのレビュー・感想・評価
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脇役のサミュエル・L・ジャクソンがなぜか印象的
妻と別れたばかりの刑事のアル・パチーノは被害者と同じように新聞広告を出し、容疑者と思われた女性と恋に落ちてしまう。サスペンスというよりも恋物語が中心。刑事たちの会話も面白い。
アル・パチーノはまだ若く見える頃なのに、もうダメおやじぶりを発揮していて、「不倫はどうのこうの」と言い訳しながらも人妻と付き合うことになる。2人の会話も恋に慣れていないアル・パチーノの役が哀愁さえ感じさせる。最後は面白くないが、真剣に惚れてしまった男の雰囲気がとてもよかった。
アル・パチーノは嘘をつくと良い。
官能的!?なパチーノ
ロマンチック・サスペンスの佳作。
アル・パチーノとエレン・バーキンの顔合わせで見せる、サスペンスフルな展開の大人の恋の物語。
全裸で男が殺される事件が連続して起こる。事件を捜査するニューヨーク市警の刑事フランク。彼は女房と離婚しているが、その女房は同僚の刑事と再婚している。毎日顔を合わせる同僚刑事につい嫌味を言ったり、そのくせ直ぐに謝ったりと心の傷は治らない。
殺された男は新聞に広告を出し、それを読み連絡してきた女と会っていたことを掴むフランク。同じように新聞に広告を出し囮捜査を開始する。
バーで連絡をして来たいろんな女と会い様子を探るが、その中にヘレンという女がいた。いろんな男に騙され傷付いているが幸せを掴みたいと話すヘレン。だが、フランクの様子に不自然さを感じたヘレンは何が目的なのかと怒り席を立つ。その後偶然バーで会ったフランクとヘレンはぎこちなくも話しがはずみ親密さを深める。だが、彼女は捜査線上にあがった容疑者のひとり。事件の犯人は誰か?ヘレンは?悩むフランク。そんな時ヘレンの部屋で殺された男が出していた広告の切抜きがあるのを見つける。
深夜、アパートの自室の前でドアを開けようとしたフランクが、気配を感じ後ろを振り返ると暗がりからヘレンがスッと現れる。このシーンが怖い。
ラスト、通りの人込みのなか二人が歩き去るシーンがとても良い。
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