三文オペラ(1963)

劇場公開日:

解説

ベルト・ブレヒトの戯曲をヴォルフガング・シュタウテが作家ギュンター・ワイゼンボルンと共に脚色、演出した喜歌劇。音楽はワイル曲集をペーター・サンドロフが編曲した。撮影は「フランス式十戒」のロジェ・フェルー、美術及び衣裳は「ホフマン物語」のアカデミー作家ディック・プライス。出演者はクルト・ユルゲンス、ヒルデガード・クネフ、ゲルト・フレーベ、ヒルデ・ヒルデブラント、「或る種の愛情」のジューン・リッチー、サミー・デイヴィス・ジュニアなど。

1963年製作/ドイツ
原題または英題:Die Dreigroschen Oper
配給:東和
劇場公開日:1964年2月20日

ストーリー

ロンドンの暗黒街。マックロース(クルト・ユルゲンス)は悪名高い謎の男。彼はふとしたことから美しいポリー(ジューン・リッチー)という娘に想いを寄せ、見事その心を掴んだ。彼女の父ピーチャムはロンドン中の乞食の王様で、娘が札つきの男と恋に落ちたことに大反対。しかし二人は結婚することになった。披露宴の席には警視総監のブラウン(リノ・ヴァンチュラ)も来た。マックとは戦友だ。ポリーの両親は、何とかしてマックを逮捕させたい。直訴したり、街の女郎屋を使ってまで彼の逮捕を計ったため、マックは警察に捕まった。だが、連行される途中、マックは逃亡し、ある淫売女の元に身を隠した。これを知ったピーチャムは、もしマックを逮捕しなければ翌日行なわれる女王の戴冠式をロンドン中の乞食を集めて邪魔するとおどし、ブラウンもマックをかばいきれずに逮捕した。そしてマックは死刑に決った。だが刑執行の朝、宮廷からの命令でマックの刑を取消し、騎士の称号と城まで与えるという予想外の結果となった。かくて二人の幸せな生活が再びはじまった。

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